第18話より。
関東拘置所。
北岡秀一弁護士は、浅倉威と接見していた。
懲役10年が限界だと言い、それがイヤなら他の弁護士を当たってくれと去っていく。
浅倉は、座っていたパイプ椅子でイライラを吹き飛ばそうとしていた。
そんな彼に手をさしのべたのは、ライダー同士の戦いを生み出した神崎士郎だった。
厳重警備のなか、人とは思えない登場のしかたである。
浅倉は、神崎相手でも敵であるかのような態度だったが、拘置所からライダーとなれば出られる事が大きなメリットだったのかもしれない。
拘置所は、浅倉の脱走で大騒ぎである。
そうなれば、OREジャーナルも動き始めた。
北岡弁護士も警察から警護の申し出の電話連絡があり、用心をし始める。
だが、警察が動く前に浅倉が現れた。
ボディーガードのゴローちゃんがいてなんとかなったが、まだまだ用心は必要なようだ。
龍騎とライアが逃がしたミラーモンスターは、今度はファミレスに忍び込んだようだ。
窓の多い建物だし好都合なのだろう。
OREジャーナルの脱走犯取材に向かう城戸真司だったが、ファミレスのミラーモンスターの気配に、仕事どころではなくなってしまう。
北岡弁護士に釈放させてもらったものの持ち物で仮面ライダーだとバレた芝浦淳。
ずる賢い彼は、やはりすぐには戦おうとはしなかった。
ファミレスのミラーモンスターの気配も分かっていたが、様子見。
脱獄犯である浅倉が北岡弁護士に恨みを持っていることを知った上で、弁護士が仮面ライダーであることをチクるのである。
浅倉は、ファミレスの窓の中で戦う龍騎を見つけ、ライダーとして初戦を飾ろうとしたが警察の邪魔が入りあえなく断念する。
だが、浅倉はファミレスから出てきた少女を見つけ立てこもりを敢行する。
ミラーモンスターを芝浦淳ことガイとの共闘でやっつけた龍騎は、ミラーワールドの外の世界であるファミレスに戻ってビックリである。
まさかそこに脱獄犯がいるなんて。
その上、立てこもりをしてるなんて。
《水曜ドラマ「特捜9」に仮面ライダー龍騎に出ていた(OREジャーナル編集長、大久保大介役)津田寛治さんが再び登場していて、うれしいなぁ(笑)。》