(創作)突然の別れ | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

ワタシは、気がついたら道路に倒れていた。


いったい何が起こったというのだろう。


たったひとり、ワタシの相方はどこに行ってしまったのだろう。


ワタシがいなければ、何の役にも立てないヤツだと思っていたのに。


ワタシを置いて、どこに行ってしまったのだろう。


ワタシ自身、怪我こそ無いが心の動揺が隠せない。


ワタシとあいつ、最高のコンビだと思っていたのに。


あいつもワタシがいないで困っているに違いない。


そうに違いないのだ。


もう少しで春だと思ったのに、ワタシはどうすればいいのだろう。


そこにイヌがやってきて、ボクにちょっかいをだしてきた。


だが、つまらないヤツだと思われたのか、去っていく。


このまま、ワタシは孤独に包まれて行くのだろうか。


ワタシは耐えかねて、再び目を閉じた。


そこには、楽しかった思い出だけが走馬灯のように現れた。


《手袋》という最高のコンビを忘れてほしくないのだ。(終わり)