ヒトは、新たなる神としてイヌたちに語り始めた。
神だけあって、不思議な力を発揮する。
でも、その力は本来イヌにもあるはずの力だという。
生まれもって持っているはずの、自然と話す力を今こそ発揮しなければならないと説き始めるのです。
素直な心さえあれば、その力を体現できると。
それを面白くないと感じる政府のメンバーたちは、神であるヒトを捕らえようとしますが。
イヌの嗅覚が発達しているのも、その不思議な力の一部だったと力説。
ヒトもかつては、不思議な力を持っていたが進化と共に退化していったのだとも言う。
自然の声を無視した結果が、今の異常気象だとしたら納得ですね(汗)。
小学館「週刊少年サンデー」1977年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「THE DOG WORLD(3)」から)