緑のクウガになったものの再び白い服の青年の気配が邪魔をして、一撃をくらう。
これで二時間は変身できなくなってしまう。
そこでへこたれないのが、五代雄介のいいところだ。
その時間を有効に使うのがうまい。
女優志望のおやっさんのめいっこ、ナナちゃんが大切なオーディションを途中棄権したらしい。
そもそも未確認生命体に大切な人を殺されたという演技をしろという設定じたい、無神経というか…。
災害で大事な人を失った人に対して同じような演技をしろとか言ったら、繊細な人間なら怒るだろうな。
経験が役に立つとは言うけれど、それを飲み込むには時間がかかるだろうし。
五代雄介は、保育園児に対しても、言うべきことは相手にちゃんとわかるように言うべきだと説く男である。
今回も、相手を殺してやりたいというナナちゃんをなんとかなだめた。
サメの未確認生命体は、お年寄りのたくさん乗った飛行機や子どものたくさん乗った船を襲う、ある意味賢い怪人であった。
白い服の男は、もともとサメの未確認生命体を守ったわけではなかったようで、クウガは無事やっつけた。
様子を伺っていたのであろうか。
戦い終えて、海に漂う五代雄介を海上保安庁の船の浮き輪で救う一条刑事。
船員にどう説明したのであろう?(笑)