アマゾンベビィ | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

久しぶりの石ノ森萬画である。

…なんせ、約3冊もあったもので。

アマゾンという名前は、アマゾネスという女戦士から出来た地名らしい。

そんな由来を聞くと、彼女が作品として生まれるのは必然であろう。

仮面ライダーアマゾンを思い浮かべるタイトルだが、これが原点であろうと思われる。

今でも、Amazonで仮面ライダーアマゾンが新たに作品化されるように、その名前には神秘性が今でもある。

ベビィとついている通り、彼女は体はすでに女性らしい身体をしていながら、言葉や中身は赤ちゃんなのである。

もしかしたら、仮面ライダーアマゾンのアマゾンも、「バブバブ」言わされたかもしれない(汗)。

彼女を実験材料として生きるのを救いだしたのは、伴大作(ん? どこかで似た名前を見たことがあるぞ!(笑))という女性専門の写真家だった。

夜のドライブ、それも山道を鼻歌を歌いながらである。

度胸があるじゃないか!(汗)

そんな中に裸の若い女性が走ってきたら、ビックリするじゃないか!

だけど、彼は独特の勘で彼女を追いかけてきた科学者から守るのである。

私も女ですが、こう裸ばかり出てくると、温泉の女湯と同様慣れてきますよ。

男の人の第三の足…もしょうがありません(汗)。

彼女は、アマゾンで暮らしていた方が幸せだったかもしれない。

だけど、それは決められた人生のレールと同じ。

日本という異国で俗世間にもまれながら、生きていくのもまたいいのかもしれない。

私も、愛鳥に対して思うときがあります。

私に飼われて、おまえは幸せなんだろうか?(汗)

でも、飼ったからには、精一杯おまえを幸せにしてあげるよ。

そんな気持ちが、大作にもあったようです(笑)。

ラストは、バットエンドなのかと思いきや。

これは、仮面ライダーアマゾンに続くのだろうか?そんな終わりも可だな(笑)。

そうそう、仮面ライダーが細かく出てきて、石ノ森章太郎氏、お気に入りだったようでうれしいな。

秋田書店『プレイコミック』1971年2月27日~1972年7月22日号 初出。


(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『アマゾンベビィ』を読んで)