つくづく、石ノ森章太郎氏のたずさわった少女漫画を読んでいると、最近DVDで見ている仮面ライダーキバも、少女漫画の世界なんだと実感する。
男とはほんとに不器用な生き物で、女はそんな男のためになんでもしてしまう生き物である(極論ですが…汗)。
そのうえ、運命にほんろうされながらも、必死に生きていかなければならない。
少女漫画読んで、色々学ぶこともあるだろう。
私は、すっかり少女漫画を読まないまま、今日に至ってしまった(汗)。
もっと若い頃に、少女漫画を読んでいたら、生き方も変わっていただろうか。
母が、漫画を読まない人である。
で、意外に父は、ちばあきらの「キャプテン」なんて読んでいた人である。
いわゆる野球漫画である。
だから、石ノ森章太郎が亡くなったのを知ると、
「そうなんだ…」
と、少し驚いていたのを思い出す。
昔は、時代小説も探偵小説もなんでもガツガツ読んでいたイメージもある。
母色に、染まっていたから父の影響は少ないのである(汗)。
…少し、脱線したな。
3人コラボのU・マイアゆえに、完成度は前作を上回る。
石ノ森章太郎氏が「マンガもアートである」と持論を持っていたのを思い出した。
何人、このページに兵隊がいるのだろう?(汗)
とか、サブタイトルの枠も細かい模様があったり。
模様のシートを使っていても、切り絵のような鳥があったり。
ていねいな作品だなと思いました。
悲しみの結末を、読者に想像をゆだねるのは、石ノ森章太郎氏らしい。
1958年 講談社『少女クラブ』8月号 初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『赤い火と黒かみ』より「星はかなしく」を読んで)