
僕が
初めて
お金をもらった日

食事の後、店を出た
彼女は
そのホテルに
宿泊していたらしい
エレベーターで
上の階へ
エレベーターから
近い部屋の前で
彼女は止まり
僕を見た
『この部屋、入って』
高級ホテルに
似合わない
ボロボロの僕
絨毯も
汚れないか
気が気じゃない
すぐに部屋に入ると
彼女は
ドアを閉めた
カチャン
ドアの音が部屋に響き
僕はドキッとした
部屋は
ツインで
ベッドが2つ
彼女の荷物が
無造作に置かれていた
『誰かと一緒?』
不意に僕は彼女に聞いた
『ううん……、一人…』
何故、高級ホテルの
ツインルームに
一人で泊まるのか
僕は全くわからなかった
とりあえず
落ち着かない僕は
彼女から
離れて突っ立ていた
彼女が
ゆっくり近付いてきて
僕の腕を
掴んだ
『綺麗な顔…』
そう囁いて
僕の顔を左手で
撫でた
ドキドキしてる僕の唇を
彼女は
彼女の唇で塞いだ
