久しぶりに悲しい夢を見た。

母が亡くなって今年で21年が経ちます。
亡くなった当初は、母の夢は見なくて
何年後かなあ、5年くらい経つと
夢の中に出てくるようになった。

夢の中の家は、建て替える前の古い家で
それは今でも変わらない。
そして、夢の中の母は何も喋らない。
いつも。
台所で料理してたり、食器を洗ったり。
そんな姿を見ながら、いつもこう思ってる
自分がいる。

「あ、これは夢や。」

夢を見ながら、それが夢と分かってる自分。
不思議と母の夢だけ。
そんな、夢と分かってるいながら
夢の中ではすごい幸福感に包まれている。

「亡くなった人が夢に出てくるのは、まだ
成仏してないから。」

ほんとかどうか分からないが、そんな話を
聞いたことがある。
そっかあ、まだ母は成仏してないのか。
それはイヤやなあ。
夢に出てくるのは嬉しいけど、成仏してない
のなら、出て来なくてもいいかなあ。
寂しいけど・・・。

そんな思いが通じたのか、いつからか
夢に母が出なくなった。
初めは寂しかったけど、月日を重ねると
その気持ちもだんだん薄れていく。
それが10年くらい続いた。

そして、昨日見た夢。

家から母がいなくなった。
近くに線路がが走ってて
そこに身を投げたらしい。

今は認知症で、母の事も分からない父が
夢の中では、昔の父が、そう話す。
僕は父を抱きしめ、わんわんと泣く。

不思議なのは、それが夢と分からず
夢の中の僕は必死で母を探してて
悲しい知らせを聞いたときは絶望感に
襲われていた。
ちょうど母が亡くなったときのように。

これはどういう意味かなあ。
夢に意味をつけるのは無意味な気もするけど
なんか、あるんかなあ・・・