2年半振りの認知症記です。
今日、久しぶりに更新しようと思ったのは
ニュースでも話題になった最高裁判決が出たから。
今回の判決に、認知症の方を介護している家族は
胸をなでおろしたのではないでしょうか。
この2年半の間に僕の親父の症状はゆるやかに
でも、確実に進んできました。
その中でも1番心配なのは「徘徊」です。
一人で外出するともう自力では帰宅できない
それほどに症状が進んだ親父。
去年は4回警察に保護され、そのうちの1度は
夜10時半に自宅から20㎞以上も離れた路上で
見つかりました。
幸い、怪我もなく、歩き疲れてうずくまっていた
ところを近所の方が声をかけて通報してくれたのですが
見つかるまでの家族の不安は計り知れません。
今回の裁判のように、電車に撥ねられてないか
交通事故に遭ってないか、川に落ちてないか
こけて頭を打ち、倒れてないか・・・
などなど、悪いことしか頭をよぎりません。
1度目の徘徊以来、防止策として帽子に
住所、名前電話番号を書き、来ている服のタグにも名前を
書きました。
でも、それをしていても普通に街中を歩いていて
親父が認知症だと気づく人がいるでしょうか。
あくまでも身元確認の手段にすぎません。
まさか「私は認知症です。」というタスキを
かけて外出させるわけにもいきません。
「徘徊」を防ぐ方法、24時間監視するとか
身体を拘束しておくとか、そんなことは不可能です。
親父は現在、週に5回デイサービスを利用していま
すが、泊まりは週に2日。
週に3日は夕方までの利用で、家まで送ってもらった
あとは、僕が仕事から帰宅するまでは1人。
正直、家に帰り、玄関に親父の靴があるのを確認する
まで不安です。
今回の裁判は他人ごとではない家族が多いでしょう。
僕もその中の1人です。
判決は出ましたが、それ以上に大事なことは
世間の方に認知症の介護がいかに大変か知って
もらうことではないでしょうか。
そして、地域ぐるみ、国を挙げての対策を議論する
きっかけになることを切に願います。