その後のおさーんはひたすらギター三昧。
と言っても「10円歌声」のトラウマが尾を引き
ギター仲間の友人と部屋で弾いたり、夏の夜、
淀川の夕暮れで一緒に大声で歌ったりしていた。
とはいえ、作詞・作曲をする才能もなかったし
分厚い剛のギターブックを見ながら、弾ける曲を
増やしていく、そんな日々を送っていた。
そんな「インドア弾き語り野郎」だったおさーんも
1度だけ大勢の前で弾いたことがある。
それは大阪城公園でのこと。
大阪城ホールにライブを行ったことのある方なら
知ってると思うけど、JR環状線の大阪城公園駅を降りて
会場へ向かう途中は、弾き語りをするにはうってつけの
ロケーションなのだ。休日はアマチュアバンドが演奏
していたり、時には漫才をしてる若者や、パントマイムの
大道芸人なんかもいたりする。
そして、ホールでライブがある日になると、ギター少年が
両脇にズラーっと並び、そこでアーティストの曲を弾き語り
している光景をよく目にする。
剛のライブが大阪城ホールである時は必ず集まっているのだが
これは想像なんだけど、ゆずとかコブクロでもそうなのかなあと
思ったり。
そしていよいよ剛のライブ当日。
おさーんは友達と一緒にそこで歌おう!と決めた。
1人なら勇気が出ないヘタレだが、誰かと一緒なら心強い。
しかも剛のライブだ。周りはみんな剛ファン。
知ってる曲ばかりだし、こんなにいい機会はない。
というわけで、下宿からでっかいギターケースを持って
バスと電車を乗り継いで、現地に着いたのだった。
駅から階段を降りると、遠目にも両橋にいるギター少年の
姿が見える。
そして剛ファンが数人、周囲を取り囲みながら一緒に歌っている。
「(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ- やってるなー!]
これからライブが始まる前で、ファンの興奮度も最高潮だ。
「勇次」「巡恋歌」「とんぼ」などなど・・・
あちこちでファンの手拍子や歌声が聞こえてくる。
「どこにしよか?」
友達と相談しながらよさげな場所をキョロキョロしながら探す。
みんな盛り上がっていてすごくいい雰囲気だ。
それを見ながら歩いていると会場前にある噴水の近くまでやってきた、
するとなにやらすごい人だかり。
よく見ると輪の真ん中に剛にそっくりな格好をした男がいる。
真っ赤なシャツににサングラス、スリムジーンズに頭にはスカーフ
まで巻いている。
いわゆる「そっくり剛」が弾き語りをしているのだった。
ところが「そっくり」なのは見た目だけではなかった。
歌もめちゃくちゃ上手い。
みんなが集まるのも無理はないなあと思った。

さすがにその近くではやりづらいので、会場から少し離れた
場所に陣取ることにした。
しかし、こんなに人がいる場所で弾くのは初めてだ。
いくら周りは剛ファンばかりといっても緊張する。
なので、友達と2人、聞こえるか聞こえないかの遠慮がちな
歌声とギターの音量で弾き始めたのだった・・・
つづく
と言っても「10円歌声」のトラウマが尾を引き
ギター仲間の友人と部屋で弾いたり、夏の夜、
淀川の夕暮れで一緒に大声で歌ったりしていた。
とはいえ、作詞・作曲をする才能もなかったし
分厚い剛のギターブックを見ながら、弾ける曲を
増やしていく、そんな日々を送っていた。
そんな「インドア弾き語り野郎」だったおさーんも
1度だけ大勢の前で弾いたことがある。
それは大阪城公園でのこと。
大阪城ホールにライブを行ったことのある方なら
知ってると思うけど、JR環状線の大阪城公園駅を降りて
会場へ向かう途中は、弾き語りをするにはうってつけの
ロケーションなのだ。休日はアマチュアバンドが演奏
していたり、時には漫才をしてる若者や、パントマイムの
大道芸人なんかもいたりする。
そして、ホールでライブがある日になると、ギター少年が
両脇にズラーっと並び、そこでアーティストの曲を弾き語り
している光景をよく目にする。
剛のライブが大阪城ホールである時は必ず集まっているのだが
これは想像なんだけど、ゆずとかコブクロでもそうなのかなあと
思ったり。
そしていよいよ剛のライブ当日。
おさーんは友達と一緒にそこで歌おう!と決めた。
1人なら勇気が出ないヘタレだが、誰かと一緒なら心強い。
しかも剛のライブだ。周りはみんな剛ファン。
知ってる曲ばかりだし、こんなにいい機会はない。
というわけで、下宿からでっかいギターケースを持って
バスと電車を乗り継いで、現地に着いたのだった。
駅から階段を降りると、遠目にも両橋にいるギター少年の
姿が見える。
そして剛ファンが数人、周囲を取り囲みながら一緒に歌っている。
「(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ- やってるなー!]
これからライブが始まる前で、ファンの興奮度も最高潮だ。
「勇次」「巡恋歌」「とんぼ」などなど・・・
あちこちでファンの手拍子や歌声が聞こえてくる。
「どこにしよか?」
友達と相談しながらよさげな場所をキョロキョロしながら探す。
みんな盛り上がっていてすごくいい雰囲気だ。
それを見ながら歩いていると会場前にある噴水の近くまでやってきた、
するとなにやらすごい人だかり。
よく見ると輪の真ん中に剛にそっくりな格好をした男がいる。
真っ赤なシャツににサングラス、スリムジーンズに頭にはスカーフ
まで巻いている。
いわゆる「そっくり剛」が弾き語りをしているのだった。
ところが「そっくり」なのは見た目だけではなかった。
歌もめちゃくちゃ上手い。
みんなが集まるのも無理はないなあと思った。

さすがにその近くではやりづらいので、会場から少し離れた
場所に陣取ることにした。
しかし、こんなに人がいる場所で弾くのは初めてだ。
いくら周りは剛ファンばかりといっても緊張する。
なので、友達と2人、聞こえるか聞こえないかの遠慮がちな
歌声とギターの音量で弾き始めたのだった・・・
つづく