①からの続きです


診察を終えた親父はショックの跡がアリアリで

歩くスピードも 肩を落としてゆっくりに・・・


そらそうやろなあと思う。

もし自分が逆の立場やったらって考えるとねー。



そんな親父とまた次の診察を受けるため

椅子に腰かけながら、周りを見ていると

おさーんと同じように、親子やろねー

娘と母親、息子と母親、娘と父親、息子と父親

付き添って座っているたくさんの人がいて


杖を片手にじーっと目をつむる年老いた母親

その横で顔に耳を近づけ、話を聞く娘さんがいたり


お孫さんかなあ、その母親と一緒に来ているおばあさんがいたり



そして、おさーんはとなりの会話が耳に入ってきて


 「タカシ、ごめんなー、ごめんなー。疲れたやろー。」

 「なんでやねん。そんなことないわ。」


年老いた母親が息子に謝っていた。



驚いたのは、その時トイレに行ってその場にいなかった親父が

帰ってきて椅子に座るなり


 「大、ごめんなー、疲れたやろー。」


と全く同じことをおさーんに言ったことで


おさーんは なぜか


  「なんでー。そっちの方が疲れたやろー。」


と、似たようなことを言ってたんだなー。




その後も 3時までの診察が終わるまで 

親父は何回も

「今日は一緒で助かったわー」

とか

「1人で来てたら、ワシとっくに帰ってたわ」

とか言うので


おさーんはそのたびに、アハハと笑いながら聞いてた。




いよいよ来週、診断が下りるのかあ。