「むらさきの夜明け」・・・美しい朝焼けの思い出。 | 舟月庵ひふみ日記

舟月庵ひふみ日記

日々一献、酒盃に浮かぶ月を舟に見立て、
心を澄まして掌(たなごころ)の宇宙☆
色々な事が起きるのが人生、
せめてひと時、深呼吸して心のチューニング♪

   (しゅうげつあん)

🌙舟月庵ひふみ日記に

  ご訪問下さり

  ありがとうございます。

 

高校3年の晩秋に見た

弓道場での

“むらさきの夜明け”の

不思議な体験と

驟雨(しゅうう)💦の思い出

 

今朝の5時半頃、目をさますと

寝室の窓から朝焼けの、

きれいな雲が目に入り

思わず「美しい!!」

といって起き上がりました。

窓から写真をパチリ♪

「朝焼け」があると雨になる、

といわれますが

まさに2時間後の

8時半頃に驟雨(しゅうう)!!

驟雨とは“にわか雨”の事

 

「晴耕雨読」を言い訳に

雨の音を聴きながら

独酌♪

徳利は、約500年前の

朝鮮半島の古陶磁「黒高麗」

ぐい吞みは

「黒楽焼」直木友次良 作

 

このぐい呑は

東京・三井記念美術館に

所蔵されている

本阿弥光悦の黒樂茶盌

銘「雨雲」と似た作風で

雨の日に使う、お気に入りの

小ぶりの酒器。

 

黒の釉薬の景色が

驟雨の、走り抜ける雨雲の様です。

 

「黒楽焼ぐい吞み」直木友次良 作

 

酒は高知の純米酒

「司牡丹(つかさぼたん)

ふくよかな旨酒(うまさけ)ながら

飲み飽きしない辛口の

さらりとした後口(あとくち)

さすが酒豪の多い土地柄の酒!!

 

暗闇に包まれた、

目の前の東の空が

「深むらさき色」に

 

酒を酌みながら

ふと、50年前の

高校3年の晩秋に見た

朝焼けを思い出した。

 

卒業後のこれからの人生を

17歳なりに思い悩んでいた頃、

朝早く起き

夜明け前の暗い中

お寺の境内にあった弓道場で

1人で弓を引いていました。

 

 

ちょうど『的』の向こうが

東の空で、まだ道場は

暗闇に包まれていましたが

目の前の東の空が・・・

きれいな「深むらさき色」に

染まりだしました。

 

そして、薄曇りの空全体が

だんだんと

「むらさき色」に広く染まり

その神秘的な色に

私が包まれているような

錯覚におちいり

幸福感のような

不思議な気持ちになりました。

 

むらさきの夜明け後

驟雨(しゅうう)💦

 

独りで弓を引き終え

朝の冷気のなか

道場から家に帰ったとたん

土砂降りに・・・

 

それにしても

色々な朝焼けを

何十年も見てきたましたが

あんなに鮮やかな

『むらさき色』に包まれる

体験はなかったナ~

 

こんなふうにボンヤリ

あれこれ思い出したり

一日、

本などを読みながら

過ごしていたら

夕方には西の空が

きれいな夕焼け♪

雲が無かったら

富士山が見えるはず。

今日一日

なにか

満ち足りた一日でした。

 

(酒のおかげでしょ ⤵⤵⤵⤵

     妻の代わりに自分でツッコミ!!)

 

舟月庵  庵主