♡「ええっと…さっきの本のあったところの近く…」
ーーーーー10分後ーーーーーー
♡「あったぁーーーー!!!!」
"仮面舞踏会の本"
♡「ネーミングシンプルすぎるだろ…」
パラッ…
仮面舞踏会とは、参加者全員が仮面をつけ、お互い誰かわからずにただ踊り続けるという舞踏会です。
ここでは、そのルールについてご紹介いたします。
ルールその1...仮面をつけて舞踏会に出席する。
ルールその2...舞踏会の中では、名を名乗ったり仮面を取ったりするコトは絶対に許されない。
ルールその3...来て行くドレス、タキシードの色や形などは、絶対に秘密。
舞踏会が終わった後だとしても、それは絶対に言ってはいけない。
ルールその4...たとえ恋に落ちたとしても、メアド交換や電話番交換は絶対禁止。
ただし、自力でその女性や男性を探し当てるのは特例として許される。
ここからは、この高校の伝統的な行事として行われている、仮面舞踏会だけの特別なルールを紹介する。
◦選ばれた生徒、約50人しか参加してはいけない。
◦同じ相手とずっと踊っててはいけない。必ず3人別の相手と踊らないといけない。
◦舞踏会を開く中心的組織にはむかったり、けなしたりしたものは処分をくだす。
♡「もし、恋に落ちた場合は、舞踏会が終わった次の日に生徒会室にくること。ある方が、探し当てるのに協力してくれるはずです。ただし、それが運命の出会いだと思った方だけおこしください。きっと見つかります…。
なんかロマンチックぅー♡」
パサッ…
無事見つかったようですね。
内容はちゃんと確認しましたか?
では、次のミッションに移りましょう。
次のミッションは…
"この下に書いてある地図にしたがって行動しなさい。そこには新しい出会いがまっていますから"
パラッ
♡「ナビにしてくれたら、もっと嬉しかったかなっ!」
よしっ…行こうっ…!
ーーーーーーーーーーーーーー
♡「これ、学校出ちゃうじゃん!」
「栞さん?」
♡「はいっ!…」
「先生には私から事情を説明しておくから、早く行きなっ!」
♡「あ…ありがとうございます!」
私はお辞儀をして走った…
♡「誰だろう…。光が反射してよく見えなかったけど、私の名前知ってたし、私の事情も知ってた…」
ーーーーin townーーーー
♡「どこだぁー…」
初めてココ来た…
よく道もわかんないし、人もいっぱいいすぎてわかんないし…。
なんでわざわざこんな所に…
♡「あ!ここっ!」
地図に書いてあった矢印マークが示している目的地についたみたいだ。
♡「洋服屋さん…?」
わけがわからなかったけど、私は引き寄せられるようにお店の中に入った。
チリンチリン…
「いらっしゃいませ。」
♡「あの…この地図のコト何かご存知ですか?」
「あ、あなたが栞様ですか!今呼んできます。こちらに座って楽にしていてください。」
♡「はぁーい…」
ーーーーーーーーーーー
「栞さん…?」
♡「はい。」
「こんにちは、話すのは初めてですね。」
そこに立っていたのは、愛華先輩だった。
♡「えっ…なんで愛華先輩がっ…?」
♢「ビックリした?(笑)」
♡「当たり前じゃないですか!」
♢←これは、横長愛華。
3年生のとっても美人で、みんなの憧れの先輩。
翔先輩との噂もあったけど、本人たちは否定してるらしい。
シャイな私はしゃべったこともないし、挨拶くらいしかしたコトない。
近寄れないくらいのキラキラオーラを漂わせて立つ姿…。
私は思わず口が空いてしまった。
♡「新しい出会いって…コレ⁉」
♢「リーダーに、あなたを変えてくれってお願いがあったの。」
♡「リーダーって…?」
♢「そのうちわかるって!」
愛華先輩は、私をドレッサーの前に座らせて、メイク道具を並べ始めた。
♡「えっ⁉何するんですかっ⁉」
♢「決まってんじゃん。栞さん解体作戦…実行しまぁーす♪」
♡「えぇーーーー⁉」
続く…
