○身体(しんたい)の 傷は治るも 心傷(しんしょう)は

          幾年掛かるる 癒しレベルも


 

 ※昔。尖がった鼻の右上に、縫い傷。

   斜めに走った縫い傷があったんですよね、わたし。

   1センチ近く、あったかな?

   4つの時に、蛍光灯の破片で切りましてん。

   救急車で病院に運ばれ、即、手術。

   縫い合わせて貰ったんです。

   小学校を卒業する迄、あったかな?

   3・4年生位まで、かなり目立っていたはずです。

   顔色が結構、白かったから。

   

   「なかむら?ああ、あの。

   髪の毛が、くるんくるんの天然パーマで、眼がデカくて。鼻が

   尖がっていて、しゃくり顎で、おまけに声が、掠れた奴。

   顔の色が白くて、結構長い傷がある奴だろ?

   ボーっとしててさ、何を考えてるか分からないような」


   多くが証言すると思います。

   

   段々大きくなるに連れ、顔色が変わってきたんですよね。

   かなり真っ白だったのが、黄色く変化(?)

   黄色人種の系統を、見るようになりましてん。

   同時に傷も、何となく薄くなってきましてね、高校生ぐらいかな?

   完全に目立たなくなってきたのは。

   

   で以て、もう察して頂けますでせう。

   これ以上書くと長ったらしいので止めますが、心の傷。

   身体だったら、完治しますが、心の場合はどうも、ねぇ。

   いつぶり返すか、分かりませんもんね。

   

   「ブラック・ジャック」には、そういう場面が沢山あります。

   今から40年以上前に初登場した作品ですが、

   「(それは)忘れればいい。忘れろ」

   当然のように言われていた社会の中で、ちゃんと手塚は

   「違うのでは?」

   「ある日、突然、ぶり返すのでは?」

   「残るのでは?」

   と、「~ジャック」を通して、世に問い掛けた。

   凄いですよね。