女性誌を見る。

「小顔」

「顔やせ」

お馴染みのテーマである。


「顔痩せ」

個人的には、必要がない。

2、3日、食べない。

量を減らす。

=直ぐに頬がこけてしまう。


やや頬こけ。

男だろうが、女だろうが、やや頬こけが元々タイプのわたしには嬉しいが、

しかし同時にギョロメが目立つ。

白目が多い構造だし、眼が薄くかかった茶色なのだ。

見方によっては、気持ち悪い。

一寸困ったもんである。


小学生のある時期迄、わたしはがりがりに痩せていて、殆ど肉のない少女であった。

「頬がこけてる」

密かな自慢だったのである。

まるで頬こけ砂掛け婆の少女版。

ふっくらとした丸みなど全然、無縁の少女であったが、成長期にも関わらず、

心の中で毎晩、祈っては確信したのだ。

(多分、一生、わたしの頬はこのままだろう)

(あまり膨らみもなく、終ってしまうのであろう)

嗚呼。

そうでありますように、、ありますように。と。


月日が経って、残念にも完璧に、祈りは通じているとはいえなくなった。

こけはするけど、それなりだ。

頬がこけるのには喜びを感じるが、同時に目の下の皺が気になるお年頃でもある。


そして女性誌を見る。

「これこれすれば、頬が痩せる」

「頬がこける」

しかし、わたしは思っている。

頬こけよりも、下半身痩せ。

下半身痩せの特集こそ欲しい。