10月にはいりました🍁
柳楽くんファンとしては、気分はそろそろ「アラタ👨」から「ライオン🦁」へ…という感じでしょうか
ちょっと寂しい気もしつつ、映画はもうやってないよね…?と、馴染みのシネコンのサイトを見てみたら
まだやっているー!
レイトショーながらまだかかっていました
わずかですが、チケットも売れています
このシネコンは終わりが近づくと「まもなく終了」の表示が出ますが、それもありません
公開から一ヶ月
これが長いのか普通なのかはわかりませんが、やっぱり素直に嬉しいことです
東京の試写会に初めて行けたことで『夏目アラタの結婚』は私にとって記念すべき映画になりました
今までの柳楽くんで見たことのなかったストーリーやキャラクター なのも新鮮でした
(私が知らないだけかもだけど)
なんといっても このキービジュアル が最高!
危険な香りプンプンなのに、なぜか惹き付けられる魅力がありますよね
原作を先に読んだので、映画は、少し心配していました
これをどうやって2時間の作品におさめるのか?登場人物たちの事情も様々あっておもしろい
でもそれをぜんぶ映画で描くのはとても無理…
出来上がった作品は、太い幹の部分はそのままで、細かい枝葉はバッサバッサと切り落としたとてもシャープなストーリーになっていました
そこに映画だけの仕掛けが加えられ
最後は「なるほど、そういうことか!」と、見事に締めくくられた気がして、伏線回収というか、ちょっと気持ち良かったですね
見た当初の感想文はこちらです
ラブストーリー仕立てのホラーだと書いていますが、それは今も変わりません
原作は疑いようのないハッピーエンドですが、映画の方は果たしてどうなのか
人によって見え方はさまざまですよね
ラストの、アラタを思って空を見上げる真珠の目はピュアそのもの
一見、ハッピーエンドに見えます
が!
映画全体の空気感みたいなものが、そう思わせてくれないんですよね
映画の始まりから、✕ 印 を思わせる模様や風景が次々に映し出され
最後、若き日のアラタが真珠に差し出したハンカチにも ✕ の図柄が…
私は “ これは危ない結婚の話なんだ ” というメッセージとして受けとめました
最初は被害者の頭部のありかを聞き出すために近づいたのに、アラタはいつの間にか真珠を救う側に立っていました
彼女から与えられるヒントをひとつひとつクリアしていったら、ついには結婚というゴールにたどり着いてしまった…😱
ラストで、紋付き袴姿で真珠を思い空を見上げるアラタ
真珠は微笑み、あの歯並びをのぞかせます
そして突然のゲームオーバー
電源を落とすように🔌真っ暗になる最後に、とてもハッピーな未来は想像できませんでした
✕ 印 は「不正解」や「悪い」という意味だけでなく、かけ算の記号でもありますので
よくいえば二人が一緒になることで、これからの人生をともに、より豊かに歩んでいくのではないかという想像もできます
でも真珠の、あの壮絶な人生を一緒に背負っていくことになるアラタは、きっと人生の負荷が倍増になるはず
センセーショナルな出会いで平常心を失い、熱に浮かされるまま気がついたら結婚してた…
これって、アラタだけの話じゃなく
結婚て実はこういうものなのでは?と思わせられます
どんなカップルにもある日突然、電源が落ちる日が来る
プッツン…😱
怖いですね、ホラーですね
私の頭の中には、ファンタジーとは程遠い風景が広がっています
そうそう、
本当は全巻揃えるといいんですが、保管する場所がないので記念として第1巻だけ買いました
もうオビ付きは出ないのかな?と思っていたのでちょっとビックリ
うれしい驚きでした
というわけで、夏目アラタもそろそろ終わり
今週金曜日からは『ライオンの隠れ家』が始まります
ヒューマンサスペンスということですが
「返り血を浴びるようなことはない」という柳楽くんのコメントにホッとするやら笑えるやら
新たな楽しみが始まりますね
柳楽くん、いつもありがとうございます
ではまた( ´ ▽ ` )ノ
(No.915)