蜂飼いの蜂の目線の蜂日記 秋尾
※自然巣を張らせて、雄蜂のみの巣枠※
むさしの養蜂 加納朱美です
今日は、少々残酷なお話です。
以前、オス切りをしてダニ駆除をすると
書いたことがありました。
「何の事なにが何やらわかりません〜」
…ですよね
私たちは、《ダニ駆除剤を使用していない》
ので、他の対策が必要です。
※ダニ駆除剤とは、ミツバチヘギイタダニを退治するために
強い薬剤を使う駆除方法です※
私たちは、ダニをが付かないようにする為
えひめai(環境浄化微生物)の使用と、
オス切りで対処しています。
えひめaiの材料は、納豆・ヨーグルト・
ドライイースト・砂糖・水です。
様々な使われ方をしますが、
私たちはみつばち達の巣箱の中に噴霧します。
ダニを殺すという発想ではなく、
付きにくくして被害を出さない努力です。
地道な試行錯誤で、
ほとんどダニを見かけません。
もう一つの方法は、オス切りです。
ミツバチヘギイタダニは、オスのサナギを
好み卵を生み付けます。
(オスの方が、サナギである期間が
メスより長いから!だそうです。)
サナギの中で孵ったダニは、
サナギの体液を吸い成長し繁殖します。
みつばちのサナギは、体液を吸われ
翅が縮れたり発育不全で、最悪命を落とします。
大量に繁殖したダニは、巣箱全体のみつばちに
取り付き、全滅させてしまうこともあります。
そこで、大変可哀想で気の毒なのですが…
オスバチのサナギに、ダニを一手に引き受けて
もらう作戦に出ます。
心痛む作業ですが、
巣箱全体の健康を守ることが
私たちの仕事です。
やはり、ジレンマはあります。
8/26のアーカイブです。
代表 加納真人が養蜂に取り組む
心境を語っています。
珍しく、ギターの事は殆ど話さず…
みつばち達を育てていて、
やはり一喜一憂してしまうので
平常心を保ちたい
…的な呟きです。
私自身は、
「あらゆる出来事の事実だけを見て、
感情は載せない!!」
と、常々自分に言い聞かせています。