僕はうしどんに関しては、吉うし(ムルロビンソン氏は吉野家即ち吉牛をこう呼ぶ。)派なので、松屋では食べない。食べたとしても近くに吉うしが無い場合だ。
そんな感じなので松屋は年に二回位しか訪れない。
今日も吉うしが無かったので、仕方なしに松屋に行った。
何故、吉うしが好きかというと子供の頃から食べているからだ。
吉野家の創業は1958年12月。
松屋の創業は1966年6月。
僕が初めてうしどんを食べたのは中学三年生の時だ。それまで僕の食べていたうしどんといえば、前夜がすき焼きだとすると、次の日の朝にすき焼きの残をごはんにかけて食べていたのがうしどんだった。この食べ方は父親に教わった。
その中学三年生の時の話。同級生が御茶ノ水にフォークギターを買うというので一緒について行ったのだ。その帰りに靖国通り沿い(須田町)の吉うしでうしどんを食べたのがお初だ。お初うしどんの味は全く覚えていない。なにせ、もう38年位前の話だ。わたしも歳を取ったものだ。
関係無い話だが、その時に初めてニコライ堂を見た。
ニコライ堂
他では養老乃瀧という居酒屋チェーンでうしどんをよく食べていた。これは大学一年の時だ。大学の軽音の先輩によく奢ってもらった。
その頃、松屋は知らなかった。
話は現代に戻る。
とりあえず松屋に入った。今年、松屋では二回ビビン丼を食べた。5月に京都、10月に早稲田だ。それ以来の松屋だ。
お茶(温)
松屋も悪くないなと思ったが、やはりわたしの身体には吉うしの血が流れているようだ。