司法書士の稲村厚さんの

“ギャンブル依存と生きる”

を読みました。



私や周囲にはギャンブル依存の人はいませんが、どんな依存でも根っこは一緒ですね。

何らかの依存症、依存傾向になる人は子供時代に長く過酷な体験とサバイバルの日々が水面下にあるとされています。

何か得る物があるはずと感じこの本を手に取ってみました。

私は学生時代半引きこもり状態でした。

自分で考えて望んだ進学だったのに、入ってみたら自分の苦手分野を主とした学問で興味を持てず、苦手なので当然勉強に付いていけず、友人関係も良くなくてただ、単位はギリギリ、 意欲は無くなっていきました。

結局、 大学では空虚な4年間を過ごし就職も学部とは全然関係ない仕事に就きました。

父にはずーっとずーっと嫌みを言われ続けました。

 両親が毒親であることには間違いありませんが、 この時の事は両親に対する罪悪感で一杯です。

私立の4大の学費、下宿代、、、完全な無駄金を負担させてしまった。

両親は元々家業を継いで欲しくて進学には反対でした。

途中で退学を考えて父に思い切って伝えましたが反対され仕方なく大学を続けました。

後に自己理解、受容を学び、私は自分の好きや嫌い、得意、不得意も認められずにいたんだな、と思いました。

自己理解が10代のうちから出来ていたらもっと別の身の丈に合った道を選んだろうし両親にこんなに迷惑掛けなかったと思います。

そもそも、自己理解、受容出来る家庭環境ではなかったから私だけが悪いのではないのですがえー

そして、当時の(いや、当時も)両親は両親で問題ありでした。

こちらの本の中で当時の私を説明してくれているような文章があり、私自身救われました。一部切り取りシェアします。





「こうありたい自分」と「現実の自分」へのギャップから、生きづらくなり、恋愛依存やセックス依存、自傷行為等の問題を持つ方もいらっしゃいます。過度の買い物や過食症•拒食症も、同じ様な原因で始まるケースが多いように感じています。

また、大学生の息子がゲームやパチンコばかりで引きこもっているとの相談に対して

息子さんのようなケースでは、何らかの理由で大学に本人の居場所がないことが多いと思われます。居場所がなければ、大学には行かなくなるのはむしろ自然です。本人がこの大学で学ぶことを積極的に希望してない可能性もあるかもしれません。

私が学校行かず引きこもっていたのはむしろ自然な事だったんだーと肯定して貰った感じがしました。

本の中では発達障害者の特性上依存状態になってしまったケースもで出てきて、奥さんはカサンドラなんだろうな~と想像しながら読みました。

勉強になりました。

稲村さんの暖かい支援も文章から伝わります。

私の語彙力では上手く伝えきれません😅

興味のある方は読んでみて下さいね📖