イメージをお借りした
妄想のお話です
BLです

ご理解いただける方のお暇潰しになれば…
m(__)m





〈side  リュウ〉



はじめの渋々感はどこへやら


あの後
毎日のように舞台小屋に
付き合わされることになるとは……

せっかく町に出るんなら
もっといろんなところ
行ってみたいんだけど? オレは

よく、毎日飽きねえな……


まーもっとも
あの「俺様」ショウが
しおらしく、モジモジしながら
誘ってくるサマは


珍しく、いじらしくて
一生、からかいネタに出来るな……
って
ひそかにほくそえんでるオレ


とはいえ、
あまりに健気なショウに
ちょっといいことを
思い付いた


「そんなに毎日詣でるんならさ、
舞姫と話してみたくないの⁉️」


「…な、なにを⁉️
オレはただ、舞が気に入っただけだし💦…」

赤くなって、
あたふたするショウは
やっぱり面白い(←意地悪)


(なに言ってんだこいつ、
その舞姫を見る瞳が❤️んなってんの、
自分で気付かねえのかよ‼️)
というツッコミは、
心の中で噛み締めた


「…いや、その素晴らしさを讃える気持ちを
きちんと伝えるんですよ…
……そうですねぇ……女性の好きな
甘い菓子でも差し入れてみてはどうかな?

城でいろいろと披露する者たちにも
旅費やら経費やらだけじゃなく
褒美を持たせたり、するでしょう?
それと同じですよ」



何しろ
恋をしたり、アプローチしたり
なんて
全く無縁で生きてきたんだよな
ショウは


ずっとそばにいるから
オレは知ってるよ


ショウの初めての恋かな

なんとも
微笑ましいというか
可愛いらしいというか




王となるべく、幼少期から
帝王学を叩き込まれてきたショウ


もちろん、王たるもの
冷徹な決断力が必要な時もある
しかしながら
その根底には

豊かな人間性と優しさがなければ
民に支持される
愛される王にはなれない

と、オレは思うんだ


(このような経験も、
ショウのためにも大切なこと……)






せっかくのオレの提案にも

「……///////……う〰️……」

まだ、恥ずかしがっている
ショウの返事は待たず


オレは自慢の社交性と
巧みな根回し力をまことに素晴らしく発揮し
(えっへん!どやっ)

とある日の終演後に
差し入れと称して、
楽屋を見舞う手筈を整えた


もちろん、
ショウの身分を明かすことなく……


「ショウは町のちょっとした地主のボンボン、
オレはそこの使用人、てことで、
話を通してるんで、
よろしくお願いしますよ?」


「はぁ?なんだ。その設定💢…
ボンボンてのがひっかかるな……
普通のなんでもない奴じゃ、ダメなのか?」


ちょっと不満げなショウ


「…‼️
む〰️り〰️…無理です!!!
それが精一杯だよぉ…
いくら服装を町の者たちと同じにしても、
………目立ち過ぎなの、わかってないの⁉️」


「…へっ?
そうなのか?……」


……ほらな、
やっぱりなんもわかってない……

オレがついてないと
だな〰️(笑)





「BLじゃ、ないじゃん😠」
……はい、ごもっとも😓
でも基本が、根底がお山なんで💦💦
昔々パートはさらっと…
のつもりがついつい💦💦
リアル妄想まで、少々お待ちを🙇