イメージをお借りした
妄想のお話です
BLです

ご理解いただける方のお暇潰しになれば…
m(__)m
 





〈side  昔々…〉




昔々

とある国の
お世継ぎとなるはずの
ショウ王子には

今日も今日とて
お付きのリュウから
お小言の雨、嵐……




「ショウ様〰️、
ま〰️たお気に召さなかったのですかぁ?
いい加減にお決めにならないと〰️
………
父君も母君も
お気を揉んでらっしゃいますよ?」


「リュウ〰️…
サマとか敬語とか、止めてくれ
…」


リュウは、
その明るさを買われ
成長後も、
ショウを近くで支える側近となるべく

幼少より、ショウとは兄弟のように育ち
信頼関係を育んでいます


しかし、こうも近く育ち、親密になると
主従関係というよりも
友人としか、思えなくなっているのは

ショウもリュウも
同じようです



「…じゃあ、言わせて貰うけどさ、
な〰️にが不満なワケ?
あ〰️んな麗しくて、おしとやかな姫君……」


ショウもお年頃
そろそろ
将来、お妃となるべき
姫を見つけなければなりません


表向きは
妙齢となった姫たちの
王家への顔見せ


その実際は、ショウとのお見合い
とも言える会食には
毎週のように
とっかえ、ひっかえ
たくさんの姫が
招かれているのでした


リュウには羨ましい限りだけれど
ショウにとってはそうでもないらしく……


「…ん〰️、つまんねぇ…
オレが何言っても『はい』
しか返って来ねえヤツとなんて、
ど〰️やって暮らすんだよ⁉️
ま、母上のように口うるさいのも困るが…
…いや、まだソッチのがマシだよ…」


女性たちは
良かれと思っておしとやかにしているのですが
それでは物足りなく感じるショウ…



「それよりさ、
また城を抜け出して、町に行こうぜ❗
あの、手品の…カズだっけか?
今度こそ、種を見抜いて
ギャフンと言わせてやる‼️……」


「…もぉ〰️いいように転がされて
奢らされたじゃないですか…
また、挑戦したって返り討ちだよ⁉️
アッチはほぼ商売でやってるプロみたいなモンなんだからね…」


「いや、でも、あんなのは城じゃ、見られないだろ⁉️」


「ま、そうだけど……
ま〰️た抜け出して
見つかって怒られるのはオレなんだからね⁉️
も〰️…」


と言いながら
リュウも若者


城内で大人しくしているよりも、
騒々しくも未知の刺激に触れられる
町へでかけるのが
嫌いなはずもなく……


「民の暮らしを知っておくのは、
国を治める者として、必要なことだろ?」


もっともらしい理由をつけて
町への遠征を正当化しようとする
ショウに

(ほっといて、ひとりでうろうろされても
なお困る…ま、オレがしっかり付いて、
お守りすれば大丈夫か……)


今日も
まんまとのっかる
リュウなのでした……