イメージをお借りした
妄想のお話です
BLです

ご理解いただける方のお暇潰しになれば…
m(__)m




〈side  O〉



ダンスのフリ入れる、
なんて言ってたくせに……



おいらの隣に
どっかり座った翔くんは
積み上げた朝刊を片っ端からチェックしてる


全然動いてねぇじゃん
へんなヤツ………



だけど……




翔くんが隣にいてくれると
おいらは
ずいぶんと心が落ち着くんだ


もう、ずいぶん長いこと
一緒だからかな


個人の仕事だとか
おいら一人で取材だとか
まぁまぁ増えて来たけど


全然慣れない……


その場はなんとかやり過ごすけど
一人が続くと、
息ができなくなってくるっちゅうか
『んもう、限界‼️』
叫びたくなる
逃げ出したくなる


だけども
合間にこうして
グループの仕事があって

てか

どっちかっつーと
こうして、翔くんと一緒に居ると


心がユルむ

胸もユルんで
深呼吸ができるようになる





そんなおいらの思いを
知ってか知らずか


翔くんはよく
こうしておいらのそばに
いてくれる


なんなら、おいらのソロ仕事の場にも
『勉強だからね。見学に来たよ』
とか
あの、おいらの大好きな笑顔で

目立たないように
物陰に隠れながら…
ニコニコおいらに手を振ってたりする…



いや、翔くん、
隠れてるつもりらしいけど

無理ムリ

オーラだけでもキラキラ感凄いんだから
全然みんなにバレてんぞ……



翔くんなんて
最近じゃ、
ニュースキャスターとか
でっかい歌番組の司会とか
凄いんだ

おいらにはぜぇったい、ムリ❗
なこと、へーきでこなすんだ

素直に誉めてやったら

「なに言ってんの❗
オレは兄さんみたいにバク転も、キレイなダンスも、歌も、絵だってさ〰️…
だから、出来ることを頑張ってるだけ、
でしょ⁉️」



そーだな
いっつも
人に見せないとこで頑張ってるのは
おいらが一番良く
しってるよ……





♪君の一歩は僕より遠い
間違いなく君の凄いところ
足跡は僕の方が多い
間違いなく僕の凄いところ