心配していた予防接種の副反応はぜんぜんなくって むしろ不思議なくらい体調がいいかんじ


にしても、予防接種のお値段がこんなに違いがあるなんて・・


一緒にミャンマーに行くメンバーの ゆきちゃんは、わざわざ東京の専門病院で予防接種したらしいけど


1本1万円くらいしたらしい・・・


・・・・総額 おいくら万円!?!?  多分ワクチンに差なんてないとおもうんだけど・・・


福岡で、色々調べてみると A型肝炎のワクチンは不足気味で、コレは福岡検疫所で1本7500円で打ってもらうことに

あとの4種類をどこで打とうか先々週くらいに インターネットで調べてみたんだけれど


これらの予防接種をもしも同時に打つなら同日接種といって 24時間以内に全部打たなきゃいけないらしくて、そうなると検疫所の接種日は毎週水曜日だけなので 同じ日の水曜日に打たなきゃいけない・・・


敬愛するK先生は 水曜日は健診センターのほうに行かれてて外来診察はされていないし・・・


どっか、ほかの病院で・・・・(N先生にお頼みするのは今更ジローだし・・)


そんなこんなで 調べた結果、車で3分ほどの近所にひっそり開業されてる古めかしい?クリニックがあった。看板は見たことあったけど・・・良い噂も悪い噂も聞かないし・・・その前を通っても人の出入りも見かけないし・・・そもそも営業してるのかな?

電話で問い合わせてみると 電話口にでたのは ちょっとおとなしい口調の男性・・・

予防注射を希望する旨をつたえると、ちょっと 自信なさげにでも誠実に対応してくれる

ジフテリア、破傷風、日本脳炎、B型肝炎の 同日接種のことを伝えると


しばらく受話器を手で押さえて、医者に確認でもしたのか


「同じ日にそんなに打っていいんでしょうか・・・アメリカではそうらしいですけど・・」


と、なんとも頼りない返答・・・


当方、看護師で 、色々調べてみたら現在は日本の法律でも縛りはなくて、基本的に24時間以内であれば 同時に打ったらいけないワクチンはないことや、副反応は1本うっても5本打っても同じ程度で重傷化する事例はないらしい、しかも検疫所の人に確認してもそう言う見解だったという旨を説明すると

「うちは・・あんまりそういうの 慣れていないんで・・・ワクチンも取り寄せになりますが・・・」


という、なんともまた頼りない反応


そして、お値段を聞いてみると


「ちょっと、お待ち下さい・・・」


と、しばらく調べて計算したような時間のあと 


「ええ・・・と 11500円です」


「一本がですか?」


「・・・・いえ、全部でです」


ええ!??安っ!!!


「全部で11500円なんですね??」


「ええ・・・はい・・」


何件か他の病院も調べたあとだったので 破格のお値段


ちょっと、頼りないけど、ここで打ってもらうとしよ


多分原価くらいしかとる気ないんだわ・・・


そう思って予約していた 近所のこの病院に


今日の午後 初めていってみると


受付に、なんとも頼りなさげな色白の40代かもっといってるか年齢不詳の男性がいて、直ぐにあの電話の主だと判明


そして、名前を告げると すぐにわかった感じで 予防注射の分の枚数の問診票と説明書をだしてくれた。そして、なんとも申し訳なさそうに、何故だかなんども詫びながら問診票に記入するよう説明される。

わざわざ、ワクチンを取り寄せてもらったうえ、格安なのだからお礼をいうのはこちらなのに、終始、恐縮したような態度の腰の低い感じの人・・


まあいい・・・ 頼りないけど この人が注射するんじゃないだろうし・・


そう思って問診票を記入していたら


患者さんと見間違うほどの 高齢のおばあちゃまが白衣を着て ヨタヨタと現れた


で・た・・・・( ̄▽+ ̄*)


アハハ・・・このおばあちゃまが、このクリニックの院長 兼、唯一のお医者なのね・・・


ということは・・・あ~ね。


あの受付の男性は医者になりそびれた息子さん・・・っつ~ことかしら?


このあと、ふたりの会話を見てると わたしの推察は90%正解


さて、さて、ところで 注射 だいじょうびい???


なんとも昭和ムードの漂う 診察室の椅子に座って太い二の腕をだして既にスタンバッているわたしのそばで


おばあちゃま先生が 震える手先でバイアル(薬瓶)の入っている箱を開けて、バイアルより先に説明書を出して眼鏡をかけて読み始めている


おおおっっと・・・そこからかい?!! 


思わずずっこけそうになって、めくっていた袖をおろして 観察することに


「ええっと・・・これは・・・追加免疫になるのかしら? だと・・・0.5ccを 0.7で溶いたらいいのよね・・うん 」

なんて独り言いって、震える手先でもった説明書を読みながら一人でなっとくしたりしている


これじゃあ・・・志村けんのコントじゃん!(T▽T;)


お願いだから 分量を大幅に間違えないでくださいね~~


祈る気持でみていると おばあちゃん先生の向こう側から 息子さんが申し訳なさそうにわたしの顔色をうかがっている


なんだか、不安な表情をしたら申し訳ない気がして、余裕のへのかっぱの微笑みを見せつけるわたし・・


ジフテリアと破傷風の2種混合ワクチンと、日本脳炎、B型肝炎とひととおり説明書を読むところから同じ作業で、やっと準備が整って


いざ、注射


・・・はい、わかってましたよ。 


針先が多少震えることくらい


いいの、いいの、ワクチンさえ注入してくれたら


そして、注射の後に貼る1cm四方のカットバンを貼る位置が見事にズレていたって 


気にしない気にしない・・・


アハ・・(T▽T;)


息子さんがついに目をそらされた・・


無事、すべての注射をおえて 一応それぞれカットバンを貼られて 終了


やはり、急性の副反応がでないか30分ほど待機するように説明をうけて待ち合い室にすわる


しかし、ここで 急性反応がでたって・・・だれが 処置できるんだろう・・・


そんな素朴な疑問に半笑いしながら 座っていると


おばあちゃん先生が話しかけてこられた


「 ところで、あなたどちらに行くの?」


「ミャンマーです」  


「あら、ミャンマー? ずいぶん遠くね どのくらい? お仕事? 」


「ボランティアです。6ヶ月くらいです」


「まあ・・・・」


そのあと、しばらくおしゃべりして 


最後にはなんども


「くれぐれも 身体に気をつけて行ってらっしゃいよ いい? わかったわね 」


と、まるで娘か孫にでも言うかのように 心から心配するという顔で言ってくれた


もう80歳は超えているだろうという現役?のおばあちゃん先生


いまでこそ女医先生は多いけれど


この年代で医者になろうとは よほど優秀で高い志があったに違いない 


渡辺淳一の伝記小説「花埋み」に描かれた日本初の女医 荻野吟子が医師になるまでの 壮絶な苦労が脳裏をよぎった


この、ヨタヨタとした いつ患者さんになってもおかしくないようなおばあちゃん院長先生が急にカッコ良くみえてきた


注射の痕は ちょいと痛いけど この医院で注射してもらってよかった


なんだか強い免疫がついて病気にならない気がする!!


帰国したら、お土産ばなし持ってご挨拶に来よう


それまで、元気にしててほしいな