2月12日、NHKの「アカデミア」という番組があり吉本ばななさんが登場した。

 

その時に受講生からの質問に答えたばななさんの回答がすごく素晴らしかったので、ここに記録しておこうと思う。

 

Q:物語を書くとき、うまく書くにはどうしたらいいか?

 

A:日記やエッセイなど分量をたくさん書くこと

その中からトピックが見つかるから。それを一人称で書く。三人称でかくのは難しい。また架空のことを書こうとするのも難しい。手元のことで書くといい。分量の中からもっと濃くなるようなところを書く。一人称で細かく書く。強くなるところを濃く書く。弱いところは端折る。そうしてメリハリをつけると勝手に小説になる。また、そのままだと日記のままなので、文体を変える。だんだん自分の得意なことがわかってくる。私はこのジャンルなら書けるな、と。そこに特化していく。手元のことで練習していくと、もっと大きなことも書けるようになる!

 

Q:アイディアの源泉は?また書き続けるためのルーティーンは

 

A:とにかく続けること。

本が出版されようが、されまいが、誰かが読んでくれようがくれまいが、とにかく続けることが大事!

 

書き続けるためにしていることは、週一回体のトリートメントをすること。座りっぱなしでなく、たまに体を伸ばしたり、温泉や銭湯にいったり、マッサージでも美容室でもなんでもいい。整体でも。自分のケアをすること。自分への投資と思って。そうすると長く書き続けられる。

ムラがある取り組みはムラがあって終わる。なのでコツコツ型でいく!

10年続けたら必ず何かにはなる!!

 

Q:今の10代の子供たちは忙しすぎて本が読めていない状況。そんな中で思春期の子供たちに手渡す本があるとするなら?

 

A:今はいくらでも刺激があるから本を読めというのは難しい。SNSやTicTokなど短い文章が多い。それでも人間はとことんやると飽きるので、とことんまでやるしかない。とことんやったら、何割かの子は長い本でも読んでみるかとなるかもしれない。そこで本屋へ行って読みたい本を自分で見つけるようになるかも。それでも、読みたい本がないというなら、次の本を手渡したい。

 

「シャーロック・ホームズシリーズ」 コナン・ドイル

 

どうして大昔の人なのに、こんなに私の気持ちがわかるんだろうと思った。文章も素晴らしいし、描写も素晴らしい。ワクワクドキドキする。古臭いけれど、シリーズのどれか読んでみるといい。

 

「遠い声 遠い部屋」 カポーティ

 

小説としてはまとまりがないけれど、25歳でこれが書けたのはすごい!

18,19歳ぐらい大学生とかの年齢の子に。

 

・「悲しみよ こんにちは」 サガン

これも18,19歳で書かれたのすごい!同い年で書いたんだよ、と言ったら急に読む気がでるようなきがする。

 

押し付けたら子どもも嫌がるので、飽きるまでほっとくのも大事と思う。

本が好きな子なら、「教えて~」と聞きに来てくれるはず。どんどん読書の世界に入ってほしい。楽になるよと言ってあげたい。

 

 

 

以上がばなばさんの答えの記録。

 

小説の書き方など、すごく具体的に答えていて、小説の書き方で困っている人にはとても参考になる内容だったのではないかと思う。答えが的確でさすがばななさん!とますます好きになった。

来週も後編があるらしい。2月19日の夜22時30分より。楽しみにしている。

早速、上記の本が読みたくて注文した。

 

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カポーティの表紙かっこよ!

 

ばななさんは、以前平野啓一郎さんとの対談でもコナン・ドイルとカポーティとサガンに影響を受けたと話されていた。

今回カポーティの具体的な作品名が聞けて嬉しかった。読んだことがない作者だったので、どの本から読もうか迷っていたから。

シャーロック・ホームズは上の写真の本は読んだ。とても面白かった。シリーズ全部読んでみたいと思ってそのままだったので、この機会に全部のシリーズを読んでみようかな。

こうやって、好きな作者さんが影響を受けた本を知れるのは楽しい。その作者の源泉が見れるというか。

 

 

 

最後に吉本ばななさんの著書でお気に入りの何冊かを。

 

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キッチンが一番好き!初版本が欲しくて、以前購入した。(左から2番目)