群馬県の月夜野ドリンクの知的財産部で働く藤崎亜希。
上司の北脇雅美への想いがひょんなことから北脇へ伝わってしまいます。北脇はビジネスライクに努めるものの、出向元への異動や、月夜野ドリンクおよび藤崎亜希の窮地を知るや、感情を抑えることが出来ないことを認識します。
今巻は、特許侵害につけこむ特許の怪物ことパテント・トロールvs月夜野ドリンク知財部の展開となります。中小企業の持つ特許に「緑のお茶屋さん」が侵害しているとSNSで炎上しテレビでも取り上げられることで月夜野ドリンクにダークなイメージがついてしまいます。
パテント・トロールの担当者は亜希を舐めてかかっている瀬名良平。大学生のころ亜希が告白して振られた相手。特許侵害に対し大企業から金をむしり取り、特許侵害された中小企業の「お涙頂戴」で世間を煽り、知財部の戦力を低減させる戦略まで。まさにハイエナですね。でも恐らくこのような事象は存在するのでしょう。
3巻はここで終了してしまいます(ひどくない?)。どうなるの?
4巻はいつ発刊されるのでしょう?
両者の対決、また北脇と亜希の恋の行方も気懸かりです。早く読みたいです。