冷めない紅茶/小川 洋子
¥1,223
Amazon.co.jp

不気味なお話たちだな…。

幻想的というにはあまりにも、じめっとした世界観をしていて。。。



「冷めない紅茶」

主人公が借りっぱなしだった本を母校へ返しに行ったくだりで、二人は…少なくとも司書さんは…幽霊だったのか!? と、思いきや。

そこさえも曖昧にぼかされてしまう。

掴みどころのない不安定感がずっと、物語の底に。



「ダイヴィング・プール」

幼馴染の少年に対する、純粋でひたむきな恋心。ちいさな子どもに対する、苛立ちと嗜虐心。

それらが矛盾せずに少女の内にある。


その気持ち、わかる。わかってしまう気がする。