先日紹介した紅蓮根、手で掘っている話をしましたが、いまいちイメージが湧かないかも・・
そこで、以前徳島に伺った時の写真を使って、ちょっと紹介します。
蓮根畑といえば、水面からせり立った大きな葉と花のイメージですが、
それらが枯れるとこうなります。
ここから、立葉の残りを刈り水をはります。この状態でも蓮根はりっぱにできていて、むしろ美味しいのですが
サビがついていて売れないんです
サビ
蓮根の穴は通導組織と呼ばれ、空気(葉の光合成で作られた酸素も)を茎や根に送るパイプで、地上の茎や葉にある穴とつながっています。
そう、通気孔なんです
そこを通る空気と水の中の鉄分が化学変化を起こしてサビになり、蓮根の表面についてしまうのです。
そこで、水をはり空気の流れを止めると、徐々にサビは落ちて、私たちが見かける白い蓮根になるのです。
だから、よく見ると、赤黒く擦れたみたいなサビが残ってたりするので、よく見てみてください
面白い事に、紅蓮根は、このサビを落とす過程でだんだん赤くなっていくのです。
水をはりサビを落としたら、(紅蓮根の場合赤くなったら)いよいよ収穫です。
その前に、手掘りで収穫するのですから、今度は水を抜かなきゃいけない
人とユンボが入っても大丈夫になるまで待ちます。
だから、この時、大雨が振ると収穫できないのです。
続きはまた次で・・・・