∂USー2 月島 冬ニ | 808someting2loveのブログ

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∂USー2 月島 冬ニ

                

 

 

  

 ∂US-2とは、周囲を海に取り囲まれた海洋立国日本が、誇るべき世界で唯一波高3mの外洋にも着水可能な高性能飛行艇で、 本書は、その開発過程を描きだしたもの。
 US-2に限らず、このようなビッグプロジェクトの開発過程では製作現場、そして、これらを利用するものの間には、大きな対立が生じるのが常。
 US-2の場合は、主契約会社の新明和工業、そして、協力会社の川崎重工業、富士重工業の間の対立さらにそれらをまとめたUSMET(民)と自衛隊サイド(官)の対立も当然ながらあった。複合体を使えば、軽量で十分な強度が得られますが、非常にコストがかかる、 ということでUS-2の場合は、結局フロートのみの採用ということになった。
 次は、与圧胴体の強度、耐久性、さらには、飛行機事故の原因で最も多いバードストライクの問題・・・・。
 これらの難問を次々クリアーし、やっと試作機の製作ということになっていく。
 私は、少し前ホンダジェットの開発に関する本を読んだのですが、これもプロジェクトの提案から製作、実用まで実に長い時間がかかっています。もともと日本の航空機の技術水準は、世界に伍するものがありました。
しかし、あの敗戦で、すべてのものが奪われ、破壊され、開発中止が余儀なくされたのです。この遅れは実に大きのですが、やはり飛行機の技術を全マン的に外国(アメリカ)に頼り切るのは非常に危険が伴う。
 本書は、専門的なことにかなりページが割かれていて、一般受けしにくい面があると思いますが、それをクリアーするとかなり面白い内容になっている!

(読者レビューから引用・加筆)

 

∂内容紹介

反響轟轟!! 最新鋭飛行艇開発物語!! 

海上自衛隊が運用する最新鋭救難飛行艇「US-2」。

波高3mの外洋離着水。
排他的経済水域への無給油往復飛行。
約100km/hの極低速飛行。
救助者数1000名以上---

1996年10月、
日本の技術力の粋を結集させ
始まったUS-2の開発は、
予算確保、設計、技術審査…
幾多の試練を乗り越えながら
一歩ずつ、着実に進んでゆく。
そして、開発のフェーズは
ついに製造段階へ---

超ビッグプロジェクトに挑んだ
男たちの苦悩と歓喜に迫る!! 

【編集担当からのおすすめ情報】 
TV、新聞、ラジオ、雑誌…各メディアで反響多数!!
第1集は発売早々に緊急重版。その後も重版を重ね、たちまち5刷!!(2018年12月現在)

プロジェクトXファン、航空機ファン、ミリタリーファン・・・必見必読の超理系&超高性能航空機開発コミック!!

コミックだけでなく、単行本に収録されるコラムも大好評。US-2と開発を知る関係者のコラムは、貴重すぎる証言です。

日本の航空機開発の行く末を占う壮大なビッグプロジェクトを、海上自衛隊と防衛装備庁、開発製造関連企業より全面協力を得、圧倒的リアリティで描く。史上最も理系なコミックの、深く熱い人間ドラマが胸を打つ。日本が世界に誇る技術力をご覧あれ!!

【US-2 主要諸元】
乗員/11名 全長/33.25m 全幅/33.15m 最大全備重量/47.7t
出力/4591shp×4 最大速度/約580km/h 航続性能/約2500NM 実用上限高度/30000ft以上 着水距離/330m 離水距離/280m
着水速度 約100km/h 
※スペックは新明和工業株式会社の提供

 

∂新明和USー2

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/US-2_(航空機)

https://m.youtube.com/watch?v=1DEqqz9BAP8

https://m.youtube.com/watch?v=Fx4OE6cvOkI

 

 

 

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