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林のダイアリーとブログ小説

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∂まだ読み終わりたくないという気持ちのまま、非常に面白く、読み終わってしまった。文中にあった「寺本さんのは地域振興ではなくて地域信仰だ」と言ったのは“なみへい”のオーナー川野真理子。あの頃は、まさに寺本さんも、東京のきらびやかなレストランに、邑南町の食材が使われたらどんなに素敵だろうと夢みていた時期。私は私で、東京に住んでいる私たちがおいしくて便利な食生活ができるのは、地域のおかげだし、地域のために東京で何か役に立とうと思って始めた意欲満々の時。お互いの想いが合致し、邑南町にも訪れ、貸切で邑南町PRをする。
NHKのプロフェッショナルに登場したときには、寺本さん、ずっと頑張ってるんだーと思いました。最終章の「そして僕は「こうむいん」になった」も、とても面白かった。
スクーバダイビングに夢中になった寺本さんのこと、おばあちゃんの希望に添って邑南町の「公務員」になったこと。でも「水に合わない」仕事ばかりで、モチベーションが上がらない期間数年あり、では、どこから、プロフェッショナルに登場するだけの寺本さんになったのか?
それは、読んでのお楽しみ。(^O^)/
最終章は、もしかしてどなたかのアドバイスだったのでしょうか?スイッチが入ったのは何だったか? 達成感を感じたことが今につながるチャレンジに繋がったのか?
様々な挑戦とつまづき、批判と耐える力、そしてまたチャレンジする。「諦めない」だけでは説明できない。寺本さん自身のお話を聞きたいと思いました。

(林)

 

∂内容紹介

「NHK プロフェッショナル仕事の流儀」などマスコミで取り上げられる、島根県邑南町のスーパー公務員:寺本英仁、初の書籍。地域に人・もの・金を呼び込み高齢化率40%超の村を地域潜在力「食と農」を活用し再生へと導く物語。「0円起業」を確立し、県内外から多くの若者の移住や定住につなげ、都会と違い夢も職も無いという固定観念を覆す。現在も、未来日本の地域創生のカタチを実践・探究し続けている。「里山資本主義」著者:藻谷浩介氏とのスペシャル対談も収録。

∂内容(「BOOK」データベースより)

高齢化率43%、過疎でジリ貧の町が、「食」と「農」で生まれ変わった。NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』出演で大注目!「里山“料理”資本主義」のリアルがここに!特別対談:寺本英仁×藻谷浩介。

∂著者について

1971年生まれ。
「NHK プロフェッショナル仕事の流儀」などマスコミで取り上げられる、島根県邑南町のスーパー公務員。地域に人・もの・金を呼び込み過疎化の進む村を地域の潜在力「食と農」を活用し甦らせるなど、公務員の枠を超えて活躍する。

∂著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

寺本/英仁
1971年島根県生まれ。1994年東京農業大学卒業。その後、故郷に戻り、島根県石見町役場(現邑南町役場)に入庁。2018年秋、4つの自治体と、「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」を設立。現在は総務省地域力創造アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)