∂悪の芽 (角川書店単行本) Kindle版貫井徳郎 (著)

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∂悪の芽 (角川書店単行本)

Kindle版

貫井徳郎 (著)

∂読者レビューより引用・編集

貫井先生の筆力で、一気読み止まらず。登場人物の会話や情景を表す一文にも「これは」と思い痛烈に印象に残る表現もある。
大量殺人を何故アニコンの場で犯したのか、最後の最後のそのまた最後まで犯人の意図は読めない。しかしそれが判明した時の犯人の未熟さ、やるせ無さを思うと自然と涙が溢れて止まらない。
エピローグにはささやかですが明るい未来を展望する描写も描かれている。
犯罪者、被害者家族、犯罪者にまつわる様々な人々達、多数のキャラクターの人物が登場。絶対に自分と共通点を持つ人も見つかるんじゃないでしょうか。彼(彼女)を自分に当て嵌めて読み進めるのも醍醐味。
※私は、異性ではありますが「安達」タイプの人間ですので余計に終章からエピローグまでが感情を揺り動かされた。

∂著者について

●貫井徳郎:1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。他の著書に『壁の男』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』などがある。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。