∂豊田章男 (日本語) 単行本片山修 (著)

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∂豊田章男

(日本語) 単行本

片山修 (著)

∂読者レビューより引用・編集

トヨタ自動車はメディアの大スポンサーなので新聞やテレビは悪い話は報じないとと思いつつ、雑誌の選択やＦＡＣＴＡを読んでいると、そこに書かれているトヨタや豊田章男氏に関する記事と、この本で書かれている内容は、１８０度違うと言ってもいい。ただ、この本から最も強い印象を受けた豊田社長の人物像は「熱い人」なんだということだった。雑誌の記事と「１８０度違う」という話をトヨタの内情に詳しい知人にしたら、その知人は「安倍首相と似ている」と言っていた。その真意を聞くと、ファンも多いし、アンチも多いとのことだった。そして５つの共通点を挙げてくれた。①祖父（岸信介氏と豊田喜一郎氏）が偉大だった三代目②側近（今井秘書官と小林副社長）の重用が度が過ぎるのと、組織に忖度を蔓延させていること③飴と鞭でメディア対策がうまいこと④仕事にかける思い（憲法改正、もっといいクルマづくり）は熱く、それに関しては勉強熱心なこと⑤人の好き嫌いが異常に激しく、それを人事にもろに反映するのでやや幼く見えるいこと、ということだった。安倍首相も豊田社長も「現役」であり、ともに大きなものを背負っているがゆえに、評価もされるし、一歩間違えば非難ごうごうの嵐になるということだろう。ということは、そうした歴史に名を残すようなような人の真の評価っていうのは実は、鬼籍に入ってから定まるものなんじゃないかと感じだ。だからこの本を読んで、豊田社長の人物像を決めつけるのはよくないのかもしれない。