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∂21世紀探偵小説 

ポスト新本格と論理の崩壊(日本語)

飯田一史  (著), 海老原豊 (著), 岡和田晃 (著)

 

 

∂読者レビュー引用・編集

今、ミステリ、特に本格系に元気がない。
それはミステリの多様化によるものなのかもしれないが、時代の潮流というものがあるのも否めない。
本書のような評論集を読むと、特に若い書き手の論文には、そのあたりがよく分かる記述が多い。
本書でも本格系の停滞や「後期クイーン問題」などとともに、平成の新しい書き手の作品が多く俎上にあげられている。
そして時代の影響、たとえばインターネットの普及などがミステリシーンにどのように影響しているか、などが考察されているあたり、非常に興味深く読んだ。
また、清涼院流水を始めとしたいわゆる脱格系のくだりについても、なかなか面白い論評だった。
正直な話、私は脱格系といわれる作家の諸作はほとんど口をつけた程度であり、あまり相性がよくないのだが、ミステリのひとつのスタイルとしての評価はまた別のものであるということだ。
結構な読み応えでは有るが、各論文の文章はけっして難解ではない。
比較的分かりやすい文章で、かなり難しい内容を理解しやすいように表現しようと心がけられているものが多い。
そういう点は、非常に好感がもてる。
現代ミステリを知るためにも、またこれからミステリの方向性を探るためにも、本書の存在意義は大きいと思う。

さて、本書の編集にあたった限界小説研究会と、笠井氏がかつて所属していた探偵小説研究会の間は、なんとかならないものだろうか。
ミステリの発展のためには評論という政党的な評価が不可欠であり、両会ともに有能な論者がそろっているのだから、協力してミステリシーンを盛り上げていってほしいものである。

 

 

∂内容(「BOOK」データベースより)

新本格ミステリ勃興から25年。今では退潮傾向にあるといわれる本格ミステリの歴史をひもとき、現在の本格ミステリの置かれている状況を分析。ポスト新本格への道筋を示すミステリ評論。

∂著者について

「限界研」(旧・限界小説研究会)は、80年前後生まれの文芸評論家を中心とした現代社会/文化をめぐる定期的な研究会。研究会では主に、現代思想や文芸批評、社会学などを中心とした読書会を月に一回開き、かつオタク系文化評論(サブカルチャー評論)や情報社会論などに関した批評活動を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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∂Lyn

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