∂満ちみてる生 (日本語) 単行本

ジョン・ファンテ (著), 栗原俊秀 (翻訳)

 

                

 

∂満ちみてる生 (日本語) 単行本

ジョン・ファンテ (著), 栗原俊秀 (翻訳)


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£森山ナポリ

 

冷凍ピザの概念を変える、釜焼きピザ工房の「森山ナポリ」です。

 

 

∂「父になる、永遠の息子」
「訳者あとがき」の題名です。
自分が父親になっても、父さんに対する息子の気持ちは変わらない。
このことを確認させてくれる作品。
初めて父となる息子の戸惑い、喜び、息子としての哀しみが描かれている。
生まれたばかりの男の赤ん坊と対面して感動している「僕」。その横で、涙が止まらない「父さん」。「父さん」も「僕」も涙と喜びで胸いっぱいの優しさあふれる男。
各章は数字だけで題名が無いので、
各章のプロットを示す言葉を記してみました。
1 妊娠、新居、男の子?女の子?双子?白蟻、キッチンの床に穴
2 男の子を期待する父さん、父さんは家を直しに息子の家へ
3 父さんは家の修理を開始
4 赤ん坊のための「伯父さんと山賊団」の短篇を、父さんに聴きながら書きあげる
5 妻の洗礼、神父と話す、出産計画
6 二週間後、父さんは家の修理を再開、しかし新しい暖炉造りへ
7 出産か、洗礼か、父さんのブランデーを割る「湯」か
8 婚姻の秘跡のために、父さんの告解、エマソンの一節
9 暖炉の完成、いざ出産、父さんの暖かな涙、父さんを駅まで送る
作家である夫と妻の会話とプロットが映像のように目に浮かんでくる
文章で描かれた、「自伝のような」僕の物語(フィクション)。
一読をおすすめします。

 

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∂内容紹介

自宅が白蟻に床を抜かれ、頼ったのはイタリア移民第一世代、煉瓦積み工のがさつで頑固な父。出産を控えた妻はカトリックへの改宗を望み、作家の「僕」は幼い日の信仰へは戻れない…。
父母と妻、生まれくる新しい命、そこに対する「僕」。それぞれの生を成熟したユーモアで包む生の讃歌、父になる喜びと息子の立場を失う哀しみを描いたファンテ文学の新境地にして心温まる傑作。

「ファンテならではのユーモアも相まって、読後いい作品だったなあと感慨にふけること間違いのない作品が生まれた」(伊藤章さん、『図書新聞』2017年1月21日号)

「ファンテは人生のそれぞれの段階で、そのときにしか書けない味わいを読者に提供している。父になる喜びと哀しみを、心地よい笑いと涙で包みこんだ『満ちみてる生』は、ファンテが遺した著作のなかでも、もっとも柔らかな余韻を響かせる一冊だろう」(訳者あとがきより) 

「死へと駆け足で向かっていくような世相にあって、愛と徳の生態を描いたこの作品は、生の高潔さを称揚している」(クリストファー・モーリー)

∂内容(「BOOK」データベースより)

ハリウッドの脚本家だった30代の体験―白蟻に床を抜かれた家、頼った煉瓦積み工の父はイタリア移民第一世代らしくがさつで頑固、妻は出産前にカトリックへの改宗を望み、無信仰になっていた自分は幼い日の信仰へは戻れない…。父になる喜びと息子の立場を失う哀しみ、父母と妻、そして新しい命、それぞれの生を成熟したユーモアで包む生の讃歌、自ら脚色した映画も大成功した心温まる傑作。

∂著者について

ジョン・ファンテ [John Fante]
1909年、コロラド州デンバーにて、イタリア人移民家庭の長男として生まれる。1932年、文藝雑誌《The American Mercury》に短篇「ミサの侍者」を掲載し、商業誌にデビュー。以降、複数の雑誌で短篇の発表をつづける。1938年、初の長篇小説となる『バンディーニ家よ、春を待て』が刊行され好評を博す。その後、長篇第二作『塵に訊け! 』(1939年)、短篇集『デイゴ・レッド』(1940年)と、重要な著作を立てつづけに刊行する。1952年に発表した『満ちみてる生』は、自らの脚本による映画も成功。ほかの著書に、『葡萄の信徒会』(1977年)など。1983年没。享年74歳。

栗原俊秀 [くりはら としひで]
1983年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程を経て、イタリアに留学。カラブリア大学文学部専門課程近代文献学コース卒(Corso di laurea magistrale in Filologia Moderna)。訳書にアマーラ・ラクース『ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突』『マルコーニ大通りにおけるイスラム式離婚狂想曲』、メラニア・G・マッツッコ『ダックスフントと女王さま』、ジョン・ファンテ『デイゴ・レッド』『バンディーニ家よ、春を待て』『満ちみてる生』、カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』『帰郷の祭り』(未知谷)、ジョルジョ・アガンベン『裸性』(共訳、平凡社)がある。『偉大なる時のモザイク』の翻訳で第二回須賀敦子翻訳賞を受賞。

∂著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ファンテ,ジョン
1909年、コロラド州デンバーにて、イタリア人移民家庭の長男として生まれる。1932年、文藝雑誌“The American Mercury”に短篇「ミサの侍者」を掲載し、商業誌にデビュー。小説の執筆のほか、ハリウッド映画やテレビ番組に脚本を提供することで生計を立てていた。1983年没。享年74歳

栗原/俊秀
1983年生まれ。京都大学総合人間学部、同大学院人間・環境学研究科修士課程を経て、イタリアに留学。カラブリア大学文学部専門課程近代文献学コース卒(Corso di laurea magistrale in Filologia Moderna)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

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