∂許されざる者 

レイフ・GW・ペーション

 

 

 

 

∂北欧ミステリーは暴行、強姦等表現が過激で読んでいて厭になる作品が多いが、
本作も小児性愛者を扱っているのだが構成の面白を楽しめる作品であった。
時効になった事件を元警察庁長官が脳梗塞で不自由になったからだを駆使して調査に乗り出す。元長官、その周りの登場人物がしっかり書き込めていてそのやり取りにニヤリとしてしまう。
当然犯人にたどり着くが......。この物語の面白さはここから始まる。どうなるのか???。
自分ならどこに着地させようか? あれ! そうきたか! 北欧ミステリーは層が厚い。

 

∂内容紹介

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。そんな彼に主治医が相談をもちかけた。牧師だった父が、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。9歳の少女が暴行の上殺害された事件。だが、事件は時効になっていた。ラーシュは相棒だった元刑事らを手足に、事件を調べ直す。スウェーデンミステリの重鎮による、CWA賞インターナショナルダガー、ガラスの鍵賞等五冠に輝く究極の警察小説。

 

 

 

 

Lyn

StartingOver 2020