∂慟哭

貫井徳郎

 

 

 

 

 

∂ラスト近くになって、今まで自分が思っていた話と全く違う話だと分かりました。
まさに、慟哭。殺人は絶対に許されるものではありません。でも、この話は悲しすぎる。
人の心は弱く、悲しいものだと思い知らされます。ラストは辛く、でも色々と考えさせられる作品。

 

 

∂内容紹介

連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈デビュー作。
 

∂内容(「BOOK」データベースより)

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。異例の昇進をした若手キャリアの課長をめぐり、警察内に不協和音が漂う一方、マスコミは彼の私生活に関心をよせる。こうした緊張下で事態は新しい方向へ!幼女殺人や怪しげな宗教の生態、現代の家族を題材に、人間の内奥の痛切な叫びを、鮮やかな構成と筆力で描破した本格長編。