∂エコラリアス
ダニエル・ヘラー=ローゼン
| エコラリアス 言語の忘却について [ ダニエル・ヘラー=ローゼン ]
5,060円
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∂実はかなり高度な議論がされている言語学エッセイ。
この著者のトピックスのチョイスには尋常ではないものを感じる。今まで考えたことも想像したこともない、ハンパではないトピックス、エピソードを通して言語の不思議さを紹介してる。
第1章 エコラリアス、記憶の彼方の喃語の痕跡
第2章 人間の音ではないものを模倣するということ
第3章 最初の文字で「私」を意味するが音がないヘブライ語の文字アレフ
第4章 フランス語において日常では使われないが、詩歌でその実力を発揮する「e」という文字。何の役にも立たないがないと困る文字
第5章 発音されないフランス語の「h」という文字
第6章 失われた聖書のことばとしてのヘブライ語
第7章 ことばが死ぬということは?
第8章 変化し続ける言語
第9章 ある言語が地層のように他の言語に残す痕跡
第10章 基層理論にあてはまらない人工言語、近代ヘブライ語
第11章 存在しないのに重用される不思議で便利な「*」という記号
第12章 実証不可能な言語直感さえも疑問視させない不思議で便利な「*」という記号
第13章 言語は変化しながら常に存在し続ける
第14章 人は他の動物に比べて能力は劣っているが、劣ったことがわざとできるという優れた能力をもっている
第15章 失っても言語使用に何ら影響しない舌と舌として残って後々まで言語を残す舌
第16章 母語は1つだけではない。母語は固有の言語のように唯一の存在ではない
第17章 言語について忘れるということ
第18章 意図的な忘却は可能か
第19章 教える側も教わる側も忘れたことを忘れさせる変なことば
第20章 天国での健忘症
第21章 忘れえぬもの
本書は母語である英語を捨て去ろうとする精神分裂青年や舌がないためにかえって話がスムーズにできる人、一度覚えたことを努力して忘れようとして成功した人、教えてもらったことばが実は誰も使えない変なことばであったといったとても変わったエピソードが紹介されている。
∂内容紹介
子どもは言葉を覚えるときに、それ以前の赤ちゃん語を忘れる。
そのように、言葉はいつも「消えてしまった言葉のエコー」である。
そして、忘れることは創造の源でもある。
言語の中にはつねにもうひとつの言語の影があり、失われた言語が響いている。
言語の崩壊過程に言語の本質をみたヤコブソン、失語症を考察したフロイト、
複数の言語を生きたカネッティ、死んだのに語る口を描いたポー、母語について
はじめて語ったダンテなどを導きに、忘却が言語の本来もつ運動性であることが浮上する。
アガンベンの英訳者として知られ、30代で本書を著し、恐るべき知性として
話題を呼んだ、ヘラー=ローゼンの主著。流離こそが言語の核心であることを明かす、
言語哲学の最重要書である。
∂出版社からのコメント
∂内容(「BOOK」データベースより)
子どもは言葉を覚えるときに、それ以前の赤ちゃん語を忘れる。そのように、言葉はいつも「消えてしまった言葉のエコー」である。そして、忘れることは創造の源でもある。言語の中にはつねにもうひとつの言語の影があり、失われた言語が響いている。言語の崩壊過程に言語の本質をみたヤコブソン、失語症を考察したフロイト、複数の言語を生きたカネッティ、死んだのに語る口を描いたポー、母語についてはじめて語ったダンテなどを導きに、忘却こそが言語が本来もつ運動性であることが浮上する。アガンベンの英訳者として知られ、30代で本書を著し、恐るべき知性として話題を呼んだ、ヘラー=ローゼンの主著。流離こそが言語の本質だと明かす、言語哲学の最重要書である。
∂著者について
ダニエル・ヘラー=ローゼン(Daniel Heller-Roazen)
1974年生。プリンストン大学教授。アガンベンの英訳者として知られる。仏語・伊語・独語・西語・露語、ラテン語・古典ギリシャ語・ヘブライ語・アラビア語に通じ、哲学・文学・歴史学・認知科学・言語学を鮮やかに論じる。
著書にThe Inner Touch (2007), The Enemy of All (2009), The Fifth Hammer (2011), Dark Tongues (2013), No One’s Ways (2017)がある。
関口涼子<せきぐち りょうこ>
1970年生。作家。フランス在住。日・仏語で創作を行い、『陰影礼賛』の仏訳者としても知られる。
訳書にエシュノーズ『ラヴェル』、ラヒーミー『灰と土』『悲しみを聴く石』、シャモワゾー『素晴らしきソリボ』ほか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヘラー=ローゼン,ダニエル
1974年生。プリンストン大学教授。アガンベンの英訳者として知られる。仏・伊・独・西・露語、ラテン語・古典ギリシャ語・ヘブライ語・アラビア語に通じ、哲学・文学・歴史学・認知科学・言語学を鮮やかに論じる
関口/涼子
1970年生。作家。日・仏語で創作を行い、『陰影礼賛』の仏訳者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



