∂SCIS 科学犯罪捜査班: 天才科学者・最上友紀子の挑戦 

中村啓

 

  

 

 

∂2020年という近未来、科学犯罪を対象にした「科学犯罪捜査班」が、警視庁内に設立された。構成員は、警察庁官僚の祐一と、警視庁の捜査官の4人。更にアドヴァイサーとして、天才科学者の最上友紀子が加わる。
人間の倫理観を踏み倒して暴走する科学と科学技術の、近未来SFとしての姿が描かれる。おぞましい……。祐一には、科学の申し子のような友紀子に対し、決然として対峙してほしいところ。だが祐一には、科学に対して弱みがあった。
最上友紀子と捜査官4人が、実はとぼけたキャラクターで、科学ミステリーの恐怖と深刻さを救っている。

 

∂内容(「BOOK」データベースより)

男性医師が子供を宿した状態で殺された。不妊治療の名医は自らの体を実験台にしていたが、何者がどんな理由で殺害したのか―。iPS細胞、AIロボット、脳内インプラント…最先端の科学技術が絡んだ複雑怪奇な事件に、天才科学者・最上友紀子と警察庁警視正の小比類巻祐一率いる警視庁科学犯罪捜査班たちが挑む。衝撃のサイエンスミステリーシリーズ、開幕!文庫書下ろし。

∂著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中村/啓
東京都出身。第7回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し、『霊眼』(宝島社)

 

 

 

にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)