∂心に成功の炎を 中村天風

 

         

 

 

∂中村天風の数ある著作のなかで、一冊を選ぶならこれです。集大成的な内容で、天風哲学を学ぶにはこの一冊で充分です。
その点、この『心に成功の炎を』は具体的に噛み砕いて真理を説いてくれます。
内容は、いろいろな心の種類についての説明。真理を実践するための具体的なアドバイス(クンハバカ、態度の大切さなど)
最後に天風訓言として、中村天風自身が折りにふれて書き記し、座右の言葉としたメモをもとに、解説を加えてあり、これがこの本が天風哲学の集大成たるゆえんでもあります。
特に、次の二つの言葉は、今も私の心の支えになっている。
「憂きことのなおこの上に積もれかし、限りある身の力試さん」
「ありのままにわれある世とし生きゆかば悔いも恐れもなにものもなし」
詳しい意味を学びたい方は、ぜひ天風哲学に触れてください。

 

∂内容紹介

誰もが望ましい人生を実現する、心のあり方、生きる心構え、絶対積極、「天風訓言」など、魅力の天風哲学をさらに掘り下げて伝える「研心の篇」

∂著者について

明治9年、華族に生まれながら、軍事探偵として満州へ、日露戦時下めざましい活躍をする。死病を治すため欧米、インドを放浪。その間、コロンビア大学で医学を学び、また日本人にして初のヨガ直伝者となる。 帰国後、東京実業貯蔵銀行頭取をはじめ、大日本製粉(現・日清製粉)重役となるも、大正8年、一切の地位をなげうち、辻説法に転じる。 その波乱の半生から得た「人生成功の哲学」は、触れるものをたちまち魅了し、皇族、政財界の重鎮をはじめ各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和43年没後も、天風門人となる者が後を絶たない。 平成元年、小会より発刊した講演録「成功の実現」が、全国の経営者に広く読まれ、次第に読者層が広がって、今日の「天風ブーム」となっている。

監修者/公益財団法人天風会について
大正8年(1919年)に中村天風により創設された公益法人。 日本経営合理化協会発行の中村天風シリーズは、生前の中村天風師の講演の音源をもとに文字起こしした原稿を、天風会が監修者として、誰でも内容を理解できるように古い言葉使いなどに手を加えたものである。

 

 

出版社より

 

       

成功の実現イメージ

■中村天風師に影響を受けた主な人々(敬称略:順不同)

原 敬(元首相)  東郷平八郎(元帥) 浅野総一郎(浅野セメント創業者) 尾崎行雄(元法相) 長谷川直蔵(日本ペイント元社長) 三島徳七(東大名誉教授・文化勲章) 西竹一(オリンピック馬術金メダル) 倉田主税(日立製作所元社長) 飯田清三(野村証券元社長) 村田省蔵(大阪商船元社長・商工相) 渡辺安太郎(大和証券元社長)  杉浦重剛(儒学者) 山本五十六(元帥) 石川素童(鶴見総持寺禅師) 山本英輔(海軍大将) 池田寅次郎(大審院院長・元中央大学総長) 重宗雄三(元参議院議長) 佐藤義詮(元大阪府知事) 駒形作次(原子力委員会元理事長) 双葉山定次(日本相撲協会元理事長・横綱) 北村西望(長崎平和祈念像製作者・文化勲章) 松本幸四郎=七世(歌舞伎俳優) 堀越二郎(「零戦」設計者) 松田権六(漆芸家・文化勲章・人間国宝) 内海倫(元人事院総裁) 株木正郎(日立セメント元社長) 大佛次郎(作家) 越後正一(伊藤忠元社長) 廣岡達朗(野球評論家) 山本宗二(東急百貨店元副社長) 岩松三郎(初代最高裁判事・法務省特別顧問) 向野達児(東レメディカル相談役) 園田直(元厚生相・外相) 砂野仁(川崎重工元社長) 庄野五一郎(元水産庁長官) 佐々木義武(元通産相) 小保方宇三郎(講談社最高顧問) 宇野千代(作家) 稲盛和夫(京セラ名誉会長) 素野福次郎(TDK相談役) 松下幸之助(松下電器産業創業者) 伊達公子(元テニスプレーヤー) 松岡修造(元テニスプレーヤー) 船井幸雄(経営コンサルタント) …他多数

中村天風師

中村天風師について

明治9年、華族に生まれながら、軍事探偵として満州へ、日露戦時下めざましい活躍をする。死病を治すため欧米、インドを放浪。その間、コロンビア大学で医学を学び、また日本人にして初のヨガ直伝者となる。

帰国後、東京実業貯蔵銀行頭取をはじめ、大日本製粉(現・日清製粉)重役となるも、大正8年、一切の地位をなげうち、辻説法に転じる。

その波乱の半生から得た「人生成功の哲学」は、触れるものをたちまち魅了し、皇族、政財界の重鎮をはじめ各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和43年没後も、天風門人となる者が後を絶たない。

平成元年、小会より発刊した講演録「成功の実現」が、全国の経営者に広く読まれ、次第に読者層が広がって、今日の「天風ブーム」となっている。