∂「数字で考える」は武器になる

 

 

∂ビジネスシーンにおいて欠かせない論理的思考を養う一助となる1冊。
1番お勧めしたい点は、数字で「考える」という思考力にフォーカスしている所。
一般的な数字を扱うビジネス書の特徴として、当然ながら定量要素・法則の羅列が中心のフレーム集の様な本が多い印象がある。
しかしながら本書は数字をどうやって自身の武器としてビジネスシーンで活用するか。
という思考性をテーマにした本であり、その点で数字を題材にした類似書と一線を画している。
著者の豊富な現場でのマネジメント経験を基に、定性要素も含めて伝えている事で、
数字を活用出来するシーンを想像しながら理解出来る構成になっている。

∂内容紹介

数字が使えると、利益を生み出す「黒字社員」になれる!
文系体質でも真似できる! 処理スピード、説得力、仮説力、儲けるセンス… 
リクルートで教え継がれ、業界を超えて通用する秘伝のノウハウを大公開!

本書は、数字を使った「仕事の考え方」「データの見方」を解説する本です。
著者は、11年間にわたりリクルートで「数字の読み方、考え方」の社内講師を務め、自らも現場と経営で実践してきたプロフェッショナル。
工学部(理系)出身ながらも、分かり易く「数字で考える力」を解説しています。
「数字で考える力」が乏しいと、仕事のパフォーマンスにムラが生じてしまいます。
作業スピードも速くならないし、相手とのコミュニケーションでも正しい理解につながりません。
(仕事以外の)私生活でも、行き当たりばったりの行動に終始してしまい、「成長」を感じることはありません。
いまビジネスマンが一番学ぶべきスキルは「数字で考える力」と言っても過言ではありません。
しかし、数字に対してアレルギーを持っている人がたくさんいます。そこで本書では、「数字で考える力」を文系体質の人でも分かり易く、実践しやすくまとめました。
四則演算(+・-・×・÷)を実践することで、あらゆる領域で今以上の結果が出せるように変わります。

∂出版社からのコメント

はじめに 
「四則演算」だけで、仕事がレベルアップする 
リクルートでは、あらゆる仕事を数字で判断している
私の「数字の読み方・考え方」講座が1 1年間続いた理由とは

第 1 章
Speed is Power
長時間労働者が評価されるのは、正しいのか? 
できる人は、仕事を工数で考えている 
扱える荷物の大きさにする 
因数分解ができると、行動力も上がる 
仕事はリターンと投資で考える 
短時間におおよその数字を見積もる「フェルミ推定」 など

第 2 章 数字の裏を読む
「平均的な人」なんて存在しない
数字の偏りから事実を見抜く
仮説力をアップさせる2ステップ など 

第 3 章 儲けるセンスを高める数字力
経営者の視点を意識する 
「カフェの値引きとトッピングサービス、どちらが効果的? 」 
経営者は固定費より変動費を好む 
損益分岐点を下げる3つの方法 
2つの軸で整理する 
数字が読めれば、景気動向も見えてくる 
同業界の損益計算書を構成比で比較する 
トマピケティの話/ 金持ち父さんが勝つ理由 など

第 4 章 人を動かすリーダーの数字力
自分の意思が伝わって初めて、いい仕事になる 
数字でキャリアパスを考えると人は動く 
自己紹介に数字を入れると聞き手は動く 
伝える単位を変えるとチームは動く 
お金に換算すると経営者は動く 
データを「見える化」すると顧客は動く など

第 5 章 数字力を自在に操る7つのフレーム
あらゆる事象を整理できる「型」をご紹介 
1つに絞る 
二兎を追う者は一兎をも得ず。ではなくアウフヘーベン 
3つあります など

∂内容(「BOOK」データベースより)

リクルートで教え継がれ、業界を超えて通用する秘伝のノウハウを大公開!

∂著者について

株式会社中尾マネジメント研究所(NMI) 代表取締役社長。株式会社旅工房 取締役。
1964年5月15日生まれ。大阪府摂津市出身。1987年大阪大学工学部卒業。89年同大学大学院修士課程修了。
同年、株式会社リクルート入社。主に住宅、人材、IT領域を歩み、住宅領域の新規事業であるスーモカウンター推進室で室長を務めていた時は、同事業を6年間で売上を30倍、店舗数12倍、従業員数を5倍に拡大させた。
リクルートテクノロジーズで社長を務めていた時は、リクルートが掲げた「ITで勝つ」を、優秀なIT人材の大量採用、早期活躍、低離職により実現。
リクルート住まいカンパニー執行役員、リクルートテクノロジーズ代表取締役社長、リクルートホールディングスHR研究機構企画統括室長、リクルートワークス研究所副所長などを務め、2018年3月までリクルートで29年間勤務。

専門は、事業執行、事業開発、マーケティング、人材採用、組織創り、KPIマネジメント、中間管理職の育成、管理会計など。リクルート時代は、約11年間、リクルートグループの社内勉強会において「KPI」「数字の読み方」の講師を担当、人気講座となる。良い組織づくりの勉強会(TTPS勉強会)主催。

著書に『最高の結果を出すKPIマネジメント』(フォレスト出版)、『リクルート流仕事ができる人の原理原則』『リクルートが教える営業マン進化術(共著)』(ともに全日出版)、『転職できる営業マンには理由がある!』(共著・東洋経済新報社)などがある。Business Insider Japanにて毎月マネジメントをテーマに寄稿している。

∂著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中尾/隆一郎
株式会社中尾マネジメント研究所(NMI)代表取締役社長。株式会社旅工房取締役。1964年5月15日生まれ。大阪府摂津市出身。1987年大阪大学工学部卒業。89年同大学大学院修士課程修了。同年、株式会社リクルート入社。主に住宅、人材、IT領域を歩み、住宅領域の新規事業であるスーモカウンター推進室で室長を務めてた時は、同事業を6年間で売上を30倍、店舗数12倍、従業員数を5倍に拡大させた。リクルートテクノロジーズで社長を務めていた時は、リクルートが掲げた「ITで勝つ」を、優秀なIT人材の大量採用、早期活躍、低離職により実現。リクルート住まいカンパニー執行役員、リクルートテクノロジーズ代表取締役社長、リクルートホールディングスHR研究機構企画統括室長、リクルートワークス研究所副所長などを務め、2018年3月までリクルートで29年間勤務。専門は、事業執行、事業開発、マーケティング、人材採用、組織創り、KPIマネジメント、中間管理職の育成、管理会計など。リクルート時代は、約11年間、リクルートグループの社内勉強会において「KPI」「数字の読み方」の講師を担当、人気講座となる。良い組織づくりの勉強会(TTPS勉強会)主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)