∂グラフィックレコーディング

       

 

 

∂さまざまな立場の人たちが集まる場所で行われる議論をグラフィックで可視化することで、より良い対話をもたらし、課題解決に導く手法をグラフィックレコーディングと言う。本書はタイトル通りその教科書というべき内容だ。会議の議事録といえば、記録が主たる目的であり、その後は備忘録として、あるいは情報共有として活用されるのみであるが、このグラフィックレコーディングは、そうした機能はもちろんだが、議論を可視化し、多くの人々の議論の対立や論点の違いを明確にしつつも、融和させる方法でもある。
事例が豊富にあり、トレーニングも段階的にできるように構成に工夫をされているのも好
感が持てる。類書に『ファシリテーション・グラフィック』があるが、こちらの方が「教科書」と言う感じが強い。もっとも、簡単に習熟できるものでもないので、本書で記述されていることをマスターするには実践また実践という繰り返しと場数が必要なのは言うまでもない。

 

∂内容紹介

「グラフィックレコーディング」とは、会議やミーティング、あるいはワークショップやカンファレンスなど、さまざまな立場の人たちが集まる場所で行われる議論をグラフィックで可視化することで、より良い対話をもたらし、課題解決に導く手法です。
本書は、この分野の第一人者 清水淳子さんを著者に迎え、これからグラフィックレコーディングを始めたいと思っている方や、自社の会議に課題意識を持っている方にとって、
最適な入門書となることを目指しています。グラフィックを利用して参加者の目線を揃え、発言を促進し、課題発見〜アイデア創出に導くグラフィックレコーディングについての日本初の書籍です。

∂出版社からのコメント

議論や話し合いにおいては、多様性を重んじたうえで合意形成をし、より良い結論に至る、みんなでより遠いところに行ける、ということを目指したいわけですが、
現実は往々にしてコンフリクトばかりが発生します。
それを融和するのがグラフィックの力であり、それを用いて場をデザインするのがグラフィックレコーダーです。
本書は、読んでくれたあなたが、「グラフィックレコーディング」という世界の扉を開き、一歩を踏み出してくれることを目指したものです。
その扉の先には奥深い世界が広がっていますが、まずはペンを取り、描く勇気を持つことができるよう、ご案内します。

∂内容(「BOOK」データベースより)

「グラフィックレコーディング」とは、会議やミーティング、あるいはカンファレンスやワークショップなど、さまざまな立場の人たちが集まる場所で行われる議論をグラフィックで可視化することで、より良い対話をもたらし、課題解決に導く手法です。本書は、これからグラフィックレコーディングを始めたいと思っている方や、自社の会議に課題意識を持っている方にとって、最適な入門書です。

∂著者について

1986年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、Web制作会社にデザイナーとして入社。ブランドとユーザーをつなぐための広告戦略構築とクリエイティブをnp広告学校にて1年修行。2012年WATER DESIGN入社後、ジャンルを超えた横断的な事業開発や商品流通を生むためのビジネスデザインに携わる中で議論の可視化に興味を持つ。2013年3月、TokyoGraphicRecorderとして活動開始。同年Yahoo! JAPAN入社。データ&サイエンスソリューション統括本部で、データサイエンティストと共にユーザー体験を定量評価し改善に結びつける業務を行う。また、グラフィックレコーディング黒帯として議論の可視化の研究と実践を続ける。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

清水/淳子
1986年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、Web制作会社にデザイナーとして入社。ブランドとユーザーをつなぐための広告戦略構築とクリエイティブをnp広告学校にて1年修行。2012年WATER DESIGN入社後、ジャンルを超えた横断的な事業開発や商品流通を生むためのビジネスデザインに携わる中で議論の可視化に興味を持つ。2013年3月TokyoGraphicRecorderとして活動開始。同年Yahoo!JAPAN入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)