高齢化率の高いニュータウンの交通整備について        

高蔵寺ニュータウン地区の高齢化率は34.5%で、市全体の平均の25.4%より高く、今後は、高齢化の進展から交通弱者の足の問題が懸念されております。

高蔵寺ニュータウンのまちづくりサロンや意見公募の中でも将来的な交通、足の問題に対する意見が多い結果が報告されております。高齢化が進むにつれ、運動能力や視力の低下から車を運転することが困難となり、買い物や通院、といったことに不便と感じる方が増えております。

近年、高齢者の交通事故対策をめぐっては、75歳以上のドライバーの認知機能検査を強化した改正道路交通法が施行された事もあり、運転免許の自主返納が昨年1年間に全国で約42万件あり、

前年より約7万7000件増えている事が報告されております。

春日井市内においても高齢者講習や免許の更新時期をきっかけに免許返上をされる方も増加傾向であると考えられます。

また免許を返上されたことで、家から外出する機会が減り、健康面にも影響が出て病気を患うといった例も報告がされております。

そういった交通に対する不安があるニュータウンの中で、

1月から実証実験が行われますタクシーの相乗りについては、市内のタクシー会社5社との連携で行うことは、新しい形での交通施策の実施となります。またボランティア輸送と合わせて、名古屋大学が開発したマッチングシステムを活用し、高蔵寺ニュータウン居住者から高齢者を含めたモニターを1000人程度募集して実施をする予定となっています。

新しく実証実験が行われる相乗りタクシーやボランティア輸送について、定着していけば交通弱者への足の確保として、

                    

問題の軽減に、期待できる施策であると感じています。

また高蔵寺ニュータウン内において、昨年度高精度3次元地図を作成して、車の自動走行の実証実験も進められており、次世代交通の整備に対し、実現化への着実な一歩と感じております。

また今年の2月から3月にかけて遠隔型自動運転実証実験、自動運転デマンド交通実証実験、ゆっくり自動運転も行われました。昨年より実証実験を行っている自動運転技術を活用したゴルフカートについても公道を走る事ができるようになれば高齢者の足の問題についても解決が期待されます。

質問として・・・・

相乗りタクシー、ボランティア輸送、自動運転の実証実験を含め、

今後のニュータウンにおける交通整備の取組みについてお伺いします。