旧藤山台東小学校施設の整備について
藤山台中学校区の小学校3校については、昨年4月に旧藤山台小学校と旧藤山台東小学校を統合いたしました。現在は、平成28年の西藤山台小学校との統合に向けて、新藤山台小学校の校舎建設が進められております。
6月に策定された、藤山台旧小学校施設の活用のための基本方針で、東施設については、高校、中学校に隣接し、周囲を団地に囲まれた落ち着いた立地3環境を考慮する事と子育て世代、高齢者などの多様なニーズに対応したコミュニティサービスを提供する拠点として位置づけるとされています。
またニュータウン全体を対象としたサービス拠点として位置づけ、東施設をはじめ、中学校・高校、隣接する公園、調理場の跡地を含めて、ニュータウンにおける「まなびと交流のセンター」と位置づけ、サンマルシェなどの商業施設を中心とした「にぎわいのセンター」と連携しつつ、一体的に整備をしていくこととしています。
旧藤山台東小学校は、 敷地が約4500坪、3階建て校舎と体育館があり、一般的に見積もっても学校建設時には約20億円以上かかっている施設です。
この施設を有効に活用していくのは、春日井市としてもニュータウンの活性に向けた取り組みとしても大きな課題です。
人口減少、高齢化が進むニュータウンと周辺にお住まいの方達にとっても、大変関心の高い内容でもあります。
今回、8月に施設用途を図書室、児童館、地域包括支援センター、コミュニティーカフェ、NPO活動の場にすると決定が委員会報告されました。
今回の施設用途決定に至った経緯についてお伺いします。
東部市民センター図書室の移設についてですが、
東部市民センターの図書室を縮小し、新たに東施設への移設の決定が委員会報告されました。
8月26日の新聞の記事にも、旧藤山台体育館や運動場を開放して、校舎を児童館やカフェ、NPOや各種団体の活動の場、そして図書室整備をして交流施設にしていくという掲載もされました。
図書室の移設について地域住民の方も日を増すごとに関心が高まり、どういった理由で移動するのか、どう図書室が変わるのかという質問を我々としても受ける機会が増えております。
これまで東部市民センターの図書室は、近隣には大型商業施設も立ち並ぶ高蔵寺ニュータウンの比較的中心に位置する施設です。
今回、東施設に移設されるとなると距離にして1.1km。徒歩で12分遠くなる訳でございます。
昭和58年開設され、これまで32年間、使われていた図書室であり、年間貸し出し本数約33万冊と多くの方が利用されている施設であります。先週休日に利用状況を確認に行きましたが、常時80名以上の方が室内で本を読んでいて、ほぼ席は埋まっている状況でした。
現在、様々な方が利用されております。
近隣の団地にお住まいの老人が、朝から夕方近くまで利用されている方もみえます。
また小中学生が、夏休みや土日など自転車で来て図書室利用している方、また東部市民センターにお茶や文化講座に来たついでにご利用されている方、長年に渡り多くの方に利用され親しまれてきた施設でもあります。
質問として、
今回、図書室を移設という形で、決定したお考えについてお伺いします。
今回用途決定された、地域包括センター、コミュニティーカフェ、NPO活動する場など地域の特性を掴んだ用途でもあるとは感じます。
また児童館については、子育て世代に魅力のある施設となる期待もあり、定住に繋がる事とも考えられると思います。
図書室ついては、要望が多い事に対し、図書スペース確保、図書数の充実を計れる事による移設との事です。
また東部市民センターの集会室の拡充を検討されるという事で、期待するところであります。
現在、図書室を徒歩で利用されている方、またニュータウンの東側にお住まいの方にとって、位置関係から不便になると感じる方も多くいらっしゃいます。
不便を感じる方に対しても、施設の充実を十分に理解してもらえるようにして頂きたく感じます。
今後整備される東施設の図書室が、図書が充実し、時間延長等の利便性が上がる事をご期待致します。