住宅施策について・・・
人口減少が地域に与える影響について,国勢調査で人口が5%以上減少した30市町村のアンケートの回答から見ると,人口減少や高齢化の進行により地域の伝統行事等の継承が困難になっているといった回答もあり,コミュニティや集落機能の維持が困難となっている問題も挙げられます。また,小中学校の統廃合や複式学級化を人口減少の影響として挙げる市町村も多く,その中には,学校が地域の核となる存在であったことから,閉校がその地域の活力のさらなる低下を招いているという指摘もありました。
今後の少子高齢化社会では,生活圏レベルにおいて人口減少を前提としながらも,減少地域ごとに施策を行い,持続可能な地域づくりを目指していくことが必要であると感じます。
日本は社会インフラの整備に力を入れてきましたが,その結果,膨大なインフラストックが蓄積されており,それらのかなりの部分が耐用年数を経過し,更新期が迫っております。下水道の例をとれば,管渠の老朽化を原因とする道路陥没が起こった例もあります。今後,国全体で700兆円を超えると言われるインフラストックが更新期を迎えることを考えると,減少する人口で,いかにしてコストを負担するかが問題となると考えられております。
春日井市においては,今まで下水道整備に1,600億円,水道整備に640億円の費用をかけ,学校の建設費には1校当たり16億円,公園の維持管理は年間4億6,000万円の費用をかけ,住環境整備を行ってまいりました。こういった整備のかいもあって,市民意識調査でも暮らしやすいと答える方が大半を占める結果につながっていると感じます。
整備の内容は地域によっても差が生まれてしまいますが,今まで整備してきたインフラ設備は春日井市の財産でもあり,今後の課題でもあります。税収の増加が大きく期待できないことを考えると,今あるインフラ資産を最大限に生かすことが必要であると考えます。
春日井市内全体に目を向け,町名ごとの地区別の人口を調べていくと,地域の高齢化が進んでいる地域が読み取れ,人口減少と高齢化が特に進んでいる地域は,高蔵寺ニュータウンとその近郊が挙げられます。高蔵寺ニュータウンは1968年から入居が始まり,45年が経過しました。
住民基本台帳による人口は,ピーク時の5万2,215人から本年は4万5,413人と,右肩下がりで下がっている状況にあります。子どもの減少も大きく目立ち,1学年1クラスとなっている地域もある状況です。子育て世代の30代,40代の減少,小中学校の生徒数の減少など,地域においても年代のバランスが悪く,地域の後継者不足も考えられます。
高齢化率が上がっている地域を調べますと,介護施設に入っている等の理由で空き家の数も年々増加しております。空き家に関してはほかの議員からも挙がっており,関心の高い問題であると思います。空き家が発生し老朽化すると,倒壊の危険,治安の悪化,景観の悪化や不動産価値の低下など,周辺環境へ悪い影響をもたらすと考えられます。人口減少地域の課題として,高齢化とともにふえていく空き家問題も大きく影響があると考えます。
質問として,春日井市として空き家問題にどのように取り組みを行っているのかお伺いいたします
人口減少が地域に与える影響について,国勢調査で人口が5%以上減少した30市町村のアンケートの回答から見ると,人口減少や高齢化の進行により地域の伝統行事等の継承が困難になっているといった回答もあり,コミュニティや集落機能の維持が困難となっている問題も挙げられます。また,小中学校の統廃合や複式学級化を人口減少の影響として挙げる市町村も多く,その中には,学校が地域の核となる存在であったことから,閉校がその地域の活力のさらなる低下を招いているという指摘もありました。
今後の少子高齢化社会では,生活圏レベルにおいて人口減少を前提としながらも,減少地域ごとに施策を行い,持続可能な地域づくりを目指していくことが必要であると感じます。
日本は社会インフラの整備に力を入れてきましたが,その結果,膨大なインフラストックが蓄積されており,それらのかなりの部分が耐用年数を経過し,更新期が迫っております。下水道の例をとれば,管渠の老朽化を原因とする道路陥没が起こった例もあります。今後,国全体で700兆円を超えると言われるインフラストックが更新期を迎えることを考えると,減少する人口で,いかにしてコストを負担するかが問題となると考えられております。
春日井市においては,今まで下水道整備に1,600億円,水道整備に640億円の費用をかけ,学校の建設費には1校当たり16億円,公園の維持管理は年間4億6,000万円の費用をかけ,住環境整備を行ってまいりました。こういった整備のかいもあって,市民意識調査でも暮らしやすいと答える方が大半を占める結果につながっていると感じます。
整備の内容は地域によっても差が生まれてしまいますが,今まで整備してきたインフラ設備は春日井市の財産でもあり,今後の課題でもあります。税収の増加が大きく期待できないことを考えると,今あるインフラ資産を最大限に生かすことが必要であると考えます。
春日井市内全体に目を向け,町名ごとの地区別の人口を調べていくと,地域の高齢化が進んでいる地域が読み取れ,人口減少と高齢化が特に進んでいる地域は,高蔵寺ニュータウンとその近郊が挙げられます。高蔵寺ニュータウンは1968年から入居が始まり,45年が経過しました。
住民基本台帳による人口は,ピーク時の5万2,215人から本年は4万5,413人と,右肩下がりで下がっている状況にあります。子どもの減少も大きく目立ち,1学年1クラスとなっている地域もある状況です。子育て世代の30代,40代の減少,小中学校の生徒数の減少など,地域においても年代のバランスが悪く,地域の後継者不足も考えられます。
高齢化率が上がっている地域を調べますと,介護施設に入っている等の理由で空き家の数も年々増加しております。空き家に関してはほかの議員からも挙がっており,関心の高い問題であると思います。空き家が発生し老朽化すると,倒壊の危険,治安の悪化,景観の悪化や不動産価値の低下など,周辺環境へ悪い影響をもたらすと考えられます。人口減少地域の課題として,高齢化とともにふえていく空き家問題も大きく影響があると考えます。
質問として,春日井市として空き家問題にどのように取り組みを行っているのかお伺いいたします