初めの月は、夫と子供にお土産を買って帰った。
それは今思えば
自分のやることに大金を使うことと、
出掛けているから家事を満足にしないことに(元からそんなにしないのに
申し訳ない気がしていたから、買っていたように思う。
もらった家族はありがとうと言ってた。
次の月に京都へ行ったときは
今度は逆をやってみようと思って
お土産を買わなかった。
だからといって家族は、別に何も言わなかった。
私は家族からおみやげがないことについて、何にも言われなかったことにホッとした。
でも「疲れた」って言う言葉は言えなかった。
自分が好きで出掛けるのに疲れたって言うと、夫が不機嫌になると思っていたから。
そういえば夫は結婚した当初から、私の体調が悪くなると機嫌が悪くなる人だった。(今思い出した!
3か月目からは京都に泊まって帰ることにした。
私は小さい頃から乗り物酔いがひどくて、今でも長く乗ると疲れてしまう。
特にマスターコースの最初の頃は、自分の気持ちを出すことが怖くて慣れていなくて、終わる頃にはぐったりしていたから、そのあと電車で1時間半かけて家に帰るのは苦行だった。
泊まってしまえば、疲れたって言いそうになるのを止めなくていいから楽だった。
◇◇◇◇◇
昨日、徳島からの帰りに高速バスに乗るまで時間があったから、おみやげ物売り場を覗いてみた。
あのマスターコース以来、よっぽど遠く(東北とか沖縄とか)以外、おみやげは買っていなかったのだけど、
なんとなく買いたくなって、一緒に住んでいる夫と長女のためにおみやげを買ってみた。
そのあと、順調にバスで疲れて家にたどり着き
二人におみやげを渡したら、二人とも「ありがとー(^-^)」って喜んでくれた。
高いものでもないのに、たくさんでもないのに
家族が喜んでいることがとっても嬉しかった。
私があなたのことを思いながら選んだものを、あなたが嬉しく思ってくれる。
ただそのことが、じんわり嬉しかった。
でも体はとっても疲れていて
持っていった荷物を片付けていたら、「疲れたー」「疲れたー」って何度も言っている自分に気づいた。
でも夫は何の反応もせずに、楽しそうにテレビを見ている。
あー私、ふつうに疲れたって言ってる。
なーんだ、私は疲れてても家族はなんにも変わらなくなってたんだ。
長女にお願いされたことは疲れたからと断り、
洗濯を干そうと思ったけど、やっぱり無理でお願いし、
疲れたと連呼しても夫の機嫌は変わらないし、
だからといって助けようかと言われるのでもない。
機嫌を人のせいにしないし
今の自分の調子をただ言うだけ。
聞いてと頼ってもいいし、断ってもいいよって思ってる。
「私ばっかり」もないし
「私だけが」もない
すっごい決意表明して、書き初めにして宣言したのでもないけど
いつの間にか、とっても楽ちんな家族になっていた。
それがとても嬉しい。
3年前のあのころ
お土産買うことや、疲れたと家族に言うことに、私はどれだけの「私のことわかって」をのせていたんだろうと思う。
そういえばあれから
がんばって自分と家族の自己紹介を、やりとりし続けてきてきたんだっけ。
あなたはそう思っていたのね
私はこう思っているのよ
私もイライラするの
私はこう過ごすのが心地いいの
あなたの沈黙は考えているだけなのよね
あなたは私を喜ばせたいから、それをするのね
15年過ごして、何一つわかり合おうとしなかったことを、いま確かめている。
そんなことを思った、徳島みやげ。
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