14歳から

わたしはわたしを責めて生きてきた。


「なんでお姉ちゃんを助けれなかった」

「もっと早く声をかけていれば」

「わたしが先にお風呂を出なければ」


一通り考えて、最後は

「こんな出来損ないなら、わたしがしねばよかった」


という結論になった。


しかし死のうと思っても、行動力がなく死ねなかった。



感情のコントロールがきかず、周りの家族や友人を傷つけた。

学生時代からの友人は一人もいなくなった。


結婚すれば少しはマシになるかと思ったが、夫との夫婦生活は喧嘩ばかり。


感情の波はひどくなる一方だった。



双極性障害と診断され投薬治療が始まるが、症状は良くならず。


不倫に逃げた。





そして不倫がバレて離婚。


財産を元夫にほとんど渡し、貯金はすっからかん。




本来なら最悪な出来事だったが、わたしの脳裏によぎったのは


『これで自由に生きれる!やったー!!』






わたしの中で何かがはじけた瞬間だった。