24/5/5(日):一般部今年 27回累計1403回(自主稽古含め今年 27回累計1865回)

 

明人先生のご指導

 

稽古前にYさんと停まった柱時計の電池交換

壁の高い位置に下げられた長さ1mほどの柱時計の電池交換は二人がかりで

今ではほとんど目にしない 振り子がカチコチと再び時間を刻み始めました

 

以前、外国支部から出稽古に来ていた門下生が

「総本部道場の時計は、時間を気にせず稽古するように停めらていた」

と帰国してから話していた、とうわさを聞いたことがあります

 

その時は、単に壊れていただけだったようですが(笑)

 

こうして、伝説的な話は創られていくのだな(笑)(笑)

 

空手の技術(あえて技とは書きません)に

摩訶不思議なものは存在しないと思っています

 

何も知らない人が見たら

「???!!!」

となるようなものも

 

しっかりと物理学や生理学で説明がつくものだと思っています

宮城長順先生も八木明德先生も

話が尾ひれがついて大げさに伝説化されていくことを好まなかったようです

 

閑話休題

 

今夜は、明日が子供の日の振り替え休日ということで

久しぶりに日曜日の一般部稽古に出席しました

以前は、日曜日は朝の明広先生が指導されるカルチャークラスのお手伝いをしていました

 

昨年、夏の終わりからそれも仕事の都合で出れなくなっていましたので

日曜日は、演武会などのイベントを除いて稽古に出るのは本当の久しぶりです

 

ゴールデンウィ―クで元々出席人数が多くはない日曜日夜の一般部

 

今宵も黒帯2名、緑帯1名、白帯2名

 

フランスから二ヶ月滞在する出稽古1名に加えて

ゴールデンウイークの家族旅行で沖縄に来たという

他流派のお父さんが、家族の食事をおいて出稽古にこられました!!

 

まずは、いつも通り三戦、移動基本から

相対突き受け 囲み組手 連続組手

 

小手鍛えは出稽古の方と

 

本土の空手と沖縄空手の稽古体系で一番異なるのが

この小手鍛えではないかと思っています

 

慣れない人が小手(前腕部)の手首に近い骨の部分をぶつけ合うと

三ヶ月くらいは痣だらけになります

 

海外の門下生は、これを「エンジェルキッス」と呼んでいます

 

小手を鍛えることで受け技で相手の攻撃する意思をくじくほどの受けになります

 

続いて

 

大腿部の鍛え 

腹打ち

 

腹打ちをするときは

相手の力量をみてやるのと

 

打ち方を相手によってかえるようにしています

 

「打つ」のか「突く」のかの違いを使いわけています

 

イメージで言えば

 

ナイフで突くのか、ハンマーで叩くのかを使いわけている

感じです

 

どちらも致命傷となるほどの威力を持つことに違いはありませんが

威力を生む理屈は全く違います

 

空手が「叩く」ではなく「突く」という表現をするのは

取りもなおさず

「技」としては、「短刀」で「突く」ものと同じだからだと、勝手に解釈しています

 

如何に小さな面積(2個の拳頭ではまだ大きく、最終的に1個の拳頭の先端部分のみ)

で突けば、相手にめり込むのではなく刺さる突きになる、感触があります

 

刃物を砥石で研ぎ澄ます

研ぐ角度が悪いとなまくらになるので

「研ぎ師」が存在するくらいの技術なのでしょう

 

基本稽古、型稽古は技を研ぐ

相対稽古は研いだ刃物の使い方を身体に沁み込ませる

 

いやはや、いつまで経っても追いつかず

時計を停めたいくらいです(笑)