スタッフKの伝説
2月
新しい月のスタートです
今月もよろしくお願いします
1月は行く
2月は逃げる
3月は去る
と言いますが
局内の廊下を猛スピードで
走ってライブラリーからCDを
スタジオに持っていく
生放送中のADさんは汗だくな業務だ
なかでも
ドタドタ足音を立てて
廊下を走り回る・・・
名物ADのK君がいる
彼の動きは特徴的・・・
まるでロボットのように
カクカクとした動きで
すこし挙動不審なところも
頼りにしているスタッフがインフルエンザに
週末の北陸取材は・・・
そのK君が代役で同行してくれることになった
こんなカロリーの高い取材は過去にあっただろうか・・・
「ホテルの外観写真を撮ろう!」
K君と撮影ポイントを決め
ホテルをバックにハイチーズ
「うん・・・これなに?」
カメラに写っている写真は
淡い黄色一色の絵だった
「すみません・・・」
なんとロボット的動きでシャッターを切る
すると最速すぎるピンぼけで
黄色い壁の一部だけを捉えた写真に
もはや人間のなせる技ではなかった
「落ち着いて写真を撮ろう!!」
しかしどの写真もピンぼけの連続
「いいか・・・シャッターを押したらしばらくホールドだぁぁあ!」
僕の熱血指導が通じたのか
彼はシャッターを押したまま・・・
しばらくジーっと・・・
出来上がった写真をみると
ようやくマトモな一枚に
そんなのを繰り返して
取材開始1時間で・・・
シャッターを長押しが原因か・・・
デジカメの電池が切れた・・
「充電器を忘れました・・・」
お盆の上に絵を書く蒔絵体験
特殊なインクを使って繊細な作業が
うまく書き上げたものの・・・
インクが乾くまで1時間かかるという
それまでは揺らしたり斜めにすると・・・
絵がグチャグチャになると注意が
「僕が持っておきますので次の取材を!」
その時のK君は本当に頼もしく感じた
1時間後・・・
絵はぐちゃぐちゃだった
どうしてそうなるのか・・・
僕はある意味彼が気の毒で仕方なかった
取材の全工程を終えて
大阪駅で最後のねぎらいの言葉を
「お疲れ様・・・あんまり気にするなよ」
「はい・・・」
「怒ったりしてごめんな」
「すみませんでした・・・」
そうして彼を見送った
肩を落として歩くK君・・・
電車を一本見送っている
どうやら最前列に並んで
なんとしてでも席に座りたいという・・・
そうとう疲れているようだ
最後まで見守ろう
電車が来た
彼の前に車両が停まった
女性専用車両だった
新しい月のスタートです
今月もよろしくお願いします
1月は行く
2月は逃げる
3月は去る
と言いますが
局内の廊下を猛スピードで
走ってライブラリーからCDを
スタジオに持っていく
生放送中のADさんは汗だくな業務だ
なかでも
ドタドタ足音を立てて
廊下を走り回る・・・
名物ADのK君がいる
彼の動きは特徴的・・・
まるでロボットのように
カクカクとした動きで
すこし挙動不審なところも
頼りにしているスタッフがインフルエンザに
週末の北陸取材は・・・
そのK君が代役で同行してくれることになった
こんなカロリーの高い取材は過去にあっただろうか・・・
「ホテルの外観写真を撮ろう!」
K君と撮影ポイントを決め
ホテルをバックにハイチーズ
「うん・・・これなに?」
カメラに写っている写真は
淡い黄色一色の絵だった
「すみません・・・」
なんとロボット的動きでシャッターを切る
すると最速すぎるピンぼけで
黄色い壁の一部だけを捉えた写真に
もはや人間のなせる技ではなかった
「落ち着いて写真を撮ろう!!」
しかしどの写真もピンぼけの連続
「いいか・・・シャッターを押したらしばらくホールドだぁぁあ!」
僕の熱血指導が通じたのか
彼はシャッターを押したまま・・・
しばらくジーっと・・・
出来上がった写真をみると
ようやくマトモな一枚に
そんなのを繰り返して
取材開始1時間で・・・
シャッターを長押しが原因か・・・
デジカメの電池が切れた・・
「充電器を忘れました・・・」
お盆の上に絵を書く蒔絵体験
特殊なインクを使って繊細な作業が
うまく書き上げたものの・・・
インクが乾くまで1時間かかるという
それまでは揺らしたり斜めにすると・・・
絵がグチャグチャになると注意が
「僕が持っておきますので次の取材を!」
その時のK君は本当に頼もしく感じた
1時間後・・・
絵はぐちゃぐちゃだった
どうしてそうなるのか・・・
僕はある意味彼が気の毒で仕方なかった
取材の全工程を終えて
大阪駅で最後のねぎらいの言葉を
「お疲れ様・・・あんまり気にするなよ」
「はい・・・」
「怒ったりしてごめんな」
「すみませんでした・・・」
そうして彼を見送った
肩を落として歩くK君・・・
電車を一本見送っている
どうやら最前列に並んで
なんとしてでも席に座りたいという・・・
そうとう疲れているようだ
最後まで見守ろう
電車が来た
彼の前に車両が停まった
女性専用車両だった