壁紙

目覚ましのアラームは
爆音ベルが鳴る目覚まし時計と
携帯電話のアラームの
２段構えだ

実は・・・
新しい携帯に変えて・・
２ヶ月も経たないうちに・・・
また機種交換してしまった

理由は・・・
新しい携帯の色に惚れたから・・・
ただそれだけ・・・

ゴールドに光り輝く
そのボディーに魅了され
気がついたら契約書にサインをしていた

リンゴマークの携帯は
いろんなマジックが仕掛けてある


携帯に登録済みの電話帳も
クラウドサービスにアクセスすれば
コードなど繋ぐこともなく
エアーでデータ情報を交換
たった１秒もあれば電話帳の移送も可能

リンゴマークの専門店に行くと
もっと高度なお役立ち情報を教えてくれるという

さっそく仕事終わりに立ち寄ってみた

その会社のポリシーか・・・
１人のお客さんに１人の担当者という

僕には・・・・

生まれも育ちもマイアミ
日本が好きで日本の大学に留学
卒業後にリンゴマークの日本支社に就職
２５歳の白人男性店員が僕の担当に

顔はなんとなくトムっていう感じか・・・

流暢な日本語を話す彼

前の携帯データ全てを
新しい携帯に移行する方法を教えてくれるという

彼のガイダンス通り操作

するとここ２ヶ月で撮影した写真の数々が転送され
過去のSNSチャットもすべて反映されていく

平日だったこともあり
担当者のトム君には時間的な余裕があったのだろう

僕に付きっきりで接客してくれた

「すべてのデータが移送されるのに２０分はかかる」
彼の言ったことは本当だった
しばらく待った・・・

２ヶ月間に個人的に撮影した
５００枚近くの写真も
一枚づつイメージが浮かび上がってくる

「最後は携帯待ち受け画面の写真が移送されてくるんだよ・・！」とトムさんが

時間が３分ほどかかると聞き

その間にトイレに行くことにした

そして帰ってきた時の
トムさんの表情はどことなくぎこちなかった

「す、すべての処理がおわりました」

携帯を受け取り電話帳・メッセージの確認を
写真も全て移送されたのを確認

トムの態度が急変したのは気になったが
翌日の準備のため
急いで家路についた

携帯を取り出し
ボタンを適当に押すと
待ち受け画面の写真も

しっかり移行されている

ニッケルバックのボーカル
勇ましいチャド・クルーガーの・・・
タンクトップ姿が・・・
どアップで・・・・

あの・・・・
・・・そういうことじゃない！