年末年始にかけて駅カード集めたのため、青森県を回っておりました。


JR線に乗車する機会はそれなりにあるかと思いますが、青森地方を走る私鉄には、なかなか乗る機会がありません。駅カード集めはこういった、普段なかなか足を運ばない所へ向かう良いきっかけとなりますね!




【弘南鉄道】

まずは弘南鉄道の簡単な紹介です。
弘南鉄道は青森県の弘前市周辺を走る鉄道会社です。
2つの路線を持ちます。

〈弘南線〉
 弘前~黒石間を結んでおります。○○高校前という名前の駅が数ヶ所あり、通勤通学の需要が多い路線であると思われます。田んぼアートで有名な田舎館村の駅で田んぼアート会場からのアクセスが良い駅です。



〈大鰐線〉
大鰐~弘前を結ぶ路線です。弘南線と同じく○○高校前という駅が多いようです。ほぼ奥羽本線と並行して走る路線ですが、奥羽本線よりも停車駅の間隔が狭く、地元の人が利用するのには便利なのではと思います。




【弘南線】

今回、乗車した区間は弘南線の方です。平賀駅で駅カードの配布があったので、全区間乗車ではなかったのが少々残念。
弘南鉄道の弘前駅はJRの弘前駅内にあります。JR線とホームも平行して設置されております。


平賀駅までの切符。切符も厚く、改札も昔ながらのもの。




〈弘南鉄道7000系〉
こちらの車両は元東急の7000系だそうです。首都圏を走っていた車両が北国の青森県を走っているとは驚きです。調べてみるとこの車両は他にも多くの鉄道会社へ譲渡されているようです。かなり古い車両ですが、現役で使う事ができ、さらに様々な地域で活躍できる車両ってスゴイですよね。


地方のローカル線は電化されていない事が多いですが、7000系は電車です。もちろん弘南鉄道は電化されております。


こちらも同じ7000系のようですが、先頭形状の違うものもあるようです。雪が積もってパンタグラフが見えませんね。

 

〈車内の様子〉


お客さんがたくさん乗車しておりますので、隅々まで見た訳ではありませんが、とってもレトロな感じです。
昔乗った事はない車両なのに、どこか懐かしさを感じます。
それもそのはず、こちらの車両は冷房がないようで、多くの扇風機が確認できます。




〈平賀駅に到着〉
平賀駅で主に列車交換するようです。運行司令所などもここにあり、昔ながらのタブレットを使った列車の交換を行う様子を見ることができます。


構内ではラッセル車とED333形の機関車を見ることができます。

JRの大きな電気機関車を見慣れると、小さくてカワイイ。




〈弘南鉄道 平賀駅〉
素晴らしい立派な建物!こちらの駅はJAの建物内に駅があります。 



駅の入り口はこちら。




駅の中自体はけっこうシンプルな雰囲気。



〈もらった駅カード〉
コレは以前のブログで紹介したとおりですね。





〈駅前の様子
駅の出口からまっすぐ進んだところにある灯籠のトンネル。夜はキレイなんだろうな。


特徴的な形をした休憩所。トイレなどもあります。



弘南鉄道の平賀駅は平川市となります。平川市は秋田県との県境の町になります。十和田湖や、りんご畑、温泉などなど......山々も深く、自然あふれる素晴らしい所です。




駅前をある程度散策した後、再び折り返し方面への列車へ乗り込み、弘前駅へと戻りました。

今回は奥羽本線への乗り換え時間が僅かでしたので、あまりゆっくりと弘南鉄道を満喫する事はできませんでした。ローカル線なのですが、秋田を走るディーゼルの車両とは違った味わいがありました。




また機会があれば、終点までゆっくりと乗車したいものです。




今回も簡単ではありますが、以上となります。ご覧いただきありがとうございます。