太郎がいよいよ算数の交流デビューしました。



交流?通級?言い方は様々かもしれないけど、通常級で一緒に授業を受けることのことです。(ことのこと…)



今、太郎の唯一のクラスメイト、タロト君が治療のため長期のお休みをしていて、太郎はずっと1人での授業だったので、ある意味良い機会ということでそういう流れとなりました。



ずっと交流には行きたくない行きたくないと言っていた太郎。どうなることかと心配していましたが。。



初日、行ってみると、いつも体育の交流で少し仲良くしてくれてるお友達が教室で手を振ってくれたらしく、また席も同じ後方で嬉しかった、と好感触でした。



そしてその翌日、2日連日で算数の交流でしたが、この日には、なんと4人も新しくお友達が増えたそうです。それも全員女の子。



普段人の名前を全く覚えない太郎が珍しく、女の子4人の名前を全て覚えて帰ってきました。



すぐ忘れちゃいそうだから、と、私は慌てて自由帳にメモさせましたが、その後も忘れる気配はありませんでした。



4人の女の子とは、長い休み時間や図書の時間もずっと一緒に過ごしたらしく、そしてそれが楽しかったらしく、とても上機嫌でワクワクした感じで帰ってきました。



そして、最近伸び放題である髪の前髪を斜め分けにして格好つけることがマイブームだった太郎は、女の子達の前でもそれを披露したらしく(多分ドヤ顔で)、結果『かっこいい〜♪』と言われて舞い上がっていました。



帰宅後その話をしながら私に『ねぇ、タロちゃんイケメン?イケメン?』とニヤニヤして聞いてくるので、「それ学校では言っちゃダメだよ?自分で言ったら引かれちゃうやつだよ?」と念押しした上で、イケメン、と言っておきました。(←自己肯定感を上げる為)



そしてその翌日、土曜日。学校はお休み。



出不精の太郎はいつも通り部屋にこもってゲーム。



引きこもりの私もソファーに転がってぐうたら。



と、郵便物配達完了のお知らせがスマホに来たので、太郎にお手伝いのお願いをすることに。



お手伝い=ポストまで郵便物を取りに行くこと。料金10円



かなり嫌がられましたが、今回の郵便物は太郎に関する物だったので、その楽しみがギリギリ勝り、かなり渋々ながら取りに行ってくれることになりました。



すると、郵便物片手に凄い勢いで帰ってきた。



そしてめっちゃ笑顔。何?その表情。



開口一番『お母さん!〇〇公園に遊びに行ってもいい?!』

(〇〇公園=家の目の前の公園)



え、何故?いつも外に出たがらないじゃん…と心の中で戸惑っていると、



『お友達が〇〇公園で遊んでるの!タロちゃんも遊んできてもいい?!』



「え、そりゃあまぁいいけど…ちゃんと帰って来るんだよ?」



『うん!!えーっと、ボール持って行こうかな?!それともキックボード持って行こうかな?!』



「ボールは汚いから(使わな過ぎてカビてた汗)キックボードにしたら?」



『うん!!じゃあ行って来るね〜!!』



と、元気に出掛けて行きましたとさ。



これはあれかな?ついて行かなきゃいけないケースなのかな?とか悩みつつ相変わらずソファーでウダウダ考えていると、夫が昼寝から起きてきたので経緯を伝え。



よくよく考えると、ご近所の子とお友達になって休日公園で一緒に遊ぶ、というのは、太郎に対する私達の理想のど真ん中で。



夫は素早く身支度を整えながら、嬉しそうに『ちょっと様子を見てこようかな?』と目の前の公園まで出掛けてくれました。



私にはない行動力だったので助かりました。



程なくして2人は帰宅し、どんな感じで遊んだかを聞きました。



お友達は自転車に乗っていたそうです。キックボード、持って行って良かったね。



「タロちゃんも自転車乗れるようになるともっと一緒に遊べるんじゃない?」と言うと、



『無理。』の一言。



せっかく自転車買ってあげたのに、全然乗る気配がありません。まあ1000円で譲ってもらったものだから金銭的な負担はあまりなかったのだけど、でもせっかくあるのだから乗ってもらいたいのにな。



とは言え、この数日で劇的にお友達が増えて、学校外でも遊んだというのは凄い進捗だと思います。



体育の交流の時に仲良くしてくれてたお友達2人と、算数で出来たお友達4人、計6人のお友達。うち5人が女の子。ハーレムですな。(表現が古い)



あと。それプラス。



太郎にはもう1人お友達がいて。

(いや、放デイにも多分何人かいるのだろうしタロト君だって大事なお友達だけど)



そのお友達は夫の職場の人のお子さん。



こちらも女の子。年はひとつ下。小1。



太郎はこの子のことが大好きで。



で、話は少し飛ぶけど、宿題が大嫌い過ぎて毎回号泣する太郎。何が嫌なのかと観察すると、どうやら文字を書くこと自体が苦痛の様。



通常級に行くと、板書など書くことが今以上に多く要求される。今でも無理なのにこれ以上大丈夫なのか?



どうにか書くことを楽しみながら練習する手段はないだろうか。



と夫婦で話し合った結果思い付いたこと。



その職場の人の娘さんと交換日記をするのはどうだろう?と。



交換日記なんて今時してる人がいるのかわからないけど。



でも太郎にその話をしたらめっちゃ乗り気。おお、いい感じ。



なのでその女の子へ向けて、交換日記の申し出のお手紙を書かせて、夫の職場伝いにお届けを。



するとめでたくOKが出ました!



ノートも女の子が可愛い物を用意してくれて、交換日記スタートしています。



やっぱりお手紙や交換日記だと、文字を書くことも苦痛では無さそう。昔から太郎はお手紙は書くことが好きだったのです。



結構長文を書いていたり、年上だからと普段書きたがらなかった漢字もふりがな付きで多用したりしていて、今後も楽しみです。



そうそう。太郎はまだ年齢よりも幼いのかな?と思うことがありました。



先日ももクロのコンサートに行った時のことなのですが。



ファミリー席だったので周りはお子さん連れの方ばかりです。



そんな中、目の前には3〜4年生くらいの男の子が2人座っていました。(多分同級生)



待ち時間ずっとスマホでゲームしてたり、飲食禁止の場所でお菓子のクズやゴミをボロボロ散らかしながら豪快に食べたり、あまりマナーがなってない子達でした。



そしていよいよコンサートが始まると。



ももクロのコンサートは皆大きな声でコールしながら応援するスタイルなのですが、



太郎がコールするたびにめちゃくちゃ大袈裟に振り向いて太郎をガン見、凝視するその子ら。



それも自分達それぞれの親に見えない側からガン見してくる。ガン見というか、ハッキリ言ってしまえばガン付け。



凄い目つきで睨んでくるのです。ああ、いじめっ子ってこうやって生まれるのか、と思う感じ。



太郎は何も悪いことをしていない、ただ声が大きいだけ。声が大きいことはももクロのライブでは良いことです。



でもその子たちにはももクロのライブの常識は通用しない様子。



てかさ、アンタ達何しにきたのさ。太郎見てないで目の前のももクロを見ろよ!!!



めっちゃ腹を立てている私がいました。自分の子がそういう目に晒されている時、私は相手が子供だろうと敵視するのだな、と気付かされました。



お陰で何割か、ももクロに集中できない時間ができてしまい、その点にも腹が立ちました。



でも当の太郎は全く相手の敵意に気付いておらず、毎回振り向かれるので存在には気付いているものの、何だろう?くらいで、振り切ってコールを続けていました。



この辺が、もしかしたら太郎はまだ幼いのかも?と思った所以です。



敵意を読めてない?多数対一の不利さに気付いてない?いじめを想像できてない?



勝手な想像ですが、これから交流級が増えていくだろう中でちょっと不安になる出来事でした。



因みにももクロのコンサートは、その子たちが余計な存在ではありましたが、それを持っても余りあるくらいに最高でした。



欲を言うと、一人で見たかったです。笑



でも一人では現地に行けないし、太郎が居たからこそ楽しめた部分も大いにありました。



特に太郎のコールは凄くて、まさかこんなにノリノリでライブ参戦してくれるとは思ってもおらず、そりゃあの子らも振り返りもするか、とも後々冷静になると思えました。(その時は血が沸騰してましたけど)



何よりも誰よりも、夫が一番楽しんでいたように思います。



そりゃね。無料でコンサートに行けて良席で可愛い女の子達を見れるんだから楽しいよね。しかも15年を振り返るような内容だったから、懐かしい曲もたくさん歌って踊ってくれて、夫でも知ってる曲が殆どだったと思う。



コンサート後、ちょいちょいYouTubeなどでももクロを観ている夫です。DVDも観る?と聞くと、観る観る!ですと。



まあ趣味を一緒に楽しめることは嬉しいですけどね。



太郎もたまに、ごくたまにですけど、ゲーム実況の合間にももクロ見てたりすることもあるようです。私が寝てる隙とかに。



で、今度、クリスマスに夏菜子ちゃん(私の推し)のソロコンサートが決定したのですけど、それにはどうしても行きたいのですけど、そこは乗り気になってくれない太郎です。



太郎はどうやられにちゃん推しらしい。



くっ。



どうすれば一緒に行ってもらえるのだろうか。



前回のソロコンは私一人で行ったので(コロナ禍で子供入場禁止だったため)、一人でも行けないことはないのだと思いますが、そうするとクリスマスを過ごすのも一人ぼっちとなってしまうので、何だかその辺が寂しくて、悩んでしまいます。



でも行かない選択肢はないです。キリッ。



家族連れて行くとお金も3倍掛かるし、、でも一人じゃ寂しいし。。



まあ太郎次第ですね。



太郎はあんなにノリにノっていたももクロのコンサートでさえ、帰りの道中で『会場遠過ぎ。行くのに疲れる。タロちゃんはYouTubeでいい』とか言う始末。本当に出不精ね。



と、いつのまにか私の小さな悩み事の話になってしまっていますが、太郎の学校生活は順調そう、というお話でした。



あとは板書などがうまくできるようになれば国語とかも交流できるみたい。でも国語は多分最後の方かも?他の教科が先になるかな?



そもそもまだ交流自体がお試しの段階で、正式OKも出てない状況なので、太郎の土産話を大事に聞きながら、交流を楽しいと思うことを持続させられるように微力ながらお手伝いできるといいなぁと思っています。



そんな太郎は最近ずっと戦国無双5に夢中です。



戦国無双5は徳川家康が可愛い。